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東方神起茶屋

東方神起(二人)に対する歪んだ愛と腐女子のオタク心を片隅で叫ぶブログ 同時に平和について真剣に訴えていきます。歴史修正主義、差別主義、絶対NO! 
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※ユノがヴァンパイアに狙われる、という妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
完全自己責任でお願いします。
 
Pure Blood 4
 
「チャンミンごめん…今から、知り合いが来るんだけど…」
「え?」
ホテルのフロントからの電話を切った後、ユノは少し戸惑った口調でチャンミンに告げた。
「誰が?急な用事?」
「…この前の旅行で迷った時に泊めてくれた人…」
「え?あの時の人がここに来る?なんでまた?」
「オフィスビルの駐車場で偶然会って…その時、このホテルに泊まってるって話した」
「…泊まっているホテルを教えたんですか?」
「…う、うん…」
「それで、訪ねてきたと…」
「そういう事…らしい…」
なんだかチャンミンは腑に落ちなかった。
マネージャーからも事務所からも、滞在しているホテルの名前は誰にも教えないように言われている。
偶然会った話をユノが今まで話さなかったのも気に入らないし、らしくない。
しかし、海外で偶然知り合いになった人と、またしても海外で偶然会う、なんて事がありえるのだろうか?
ユノも納得していないのか、不思議そうな表情をしている。
「ま、僕はこれから出かけますから別にいいですよ…せっかく訪ねてきたんだし追い出す訳にもいかないでしょう」
これは、本当だった。チャンミンは単独インタビューの予定があって、これから出かけるところだった。
「…ごめん…チャンミン…」
ユノは今日一日スケジュールが空いていて、チャンミンもインタビューだけなので、終わる頃を見計らって外で待ち合わせてショッピングしよう、と話していたのである。
ユノが項垂れているのをみて、チャンミンが何か言おうとした時、呼び鈴が鳴った。
「あ、はい…」
ユノがドアを開けに行く。
チャンミンは軽くため息をつきつつ、手鏡をとって髪の乱れをチェックした。
少し早いが、下に降りてフロントのロビーでマネージャーを待とうかな~と考えた。
持っていた手鏡に偶然ユノが部屋に入ってくるのが写る。
が、他に誰もいないので「あれ?」と思いながら振り返ると、ユノの後ろに長身の男性がいるのに驚いた。
『え!?』
もう一度、手鏡を覗くが、そこにはユノ以外誰もいない。
再度、振り返った時、その男性の目と目が合い、全身に鳥肌がたった。
『なんだ…』
男性は恐ろしい程蒼い瞳をしていた。その冷たさゆえだろうか…見つめていると寒さがこみ上げてくる。
「チャンミン、紹介するよ。この前お世話になったカートさん。カートさん、こちらはチャンミンで僕のパートナーです」
「…パートナー…よろしく…チャンミン…」
黒髪で自分と同じくらいの長身。整った顔立ちをした男だが、どこか傲慢さが感じられる態度である。手を差し出されても嬉しくない、と思いつつチャンミンは手を握り返した。カートは手袋をつけたままだったので、余計に腹がたったが、この男の素肌には触れたくない気がした。
「…じゃあ…僕は出かけるから…」
「え…もう?」
ユノが寂しそうな瞳をしたので、チャンミンは少し胸が痛んだ。だが、この男性といっしょにいると、無礼な事を口走ってしまいそうで怖い。
何より、先ほどの「鏡に映っていない」という不可解な現象が、チャンミンを嫌な気分にさせていた。一刻もここを離れて頭を冷やす必要がある。しかし、ユノをこの男と二人きりにさせておくのも嫌だった。
「じゃあ、私は出かけますので…失礼します」
「…あ、チャンミン…気をつけて…」
そっけなく挨拶をするとチャンミンは急いで部屋を出て行った。
フロントのロビーにつくと、急いでユノのマネージャーに電話する。
ユノの部屋に、昔、世話になった恩を売りに来た押し掛けファンが来ているから、すぐに部屋に行って見張っていて欲しい、と話すと、すぐに行くと言ってくれたので、チャンミンはほっと胸を撫で下ろした。
部屋でカートと二人きりになったユノは、少し不安を感じ始めていた。
「カートさん、何かお飲みになりますか?コーヒーはどうですか?」
「そうだな…頂こう」
コーヒーメーカーをセットする為、ユノはカートから離れたので少し落ち着いた気分になった。
「…先ほどの青年だが…チャンミンだったか…君のパートナーとはどういう意味でのパートナーだ?」
「どういう意味…とは…?」
「…友人という意味かい?それともビジネスパートナー?」
「友達…は近いけれどちょっと違いますね。仕事は一緒にしているけど、ビジネスパートナーなんて関係でもないし…う~ん…」
「…一生を共にするパートナー?…」
「あ、そうかも…それが一番ちかいかも…」
ユノは微笑みながら答えた。
「…なるほど……邪魔だな……」
「え?何か?」
「…なんでもない…」
カートの瞳が不気味な光を帯びたのをユノは気づかなかった。
 
 
※これからチャンミン目線になります。なかなか話が進まないな~;おかしいな~;







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※ユノがヴァンパイアに狙われる、という妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
完全自己責任でお願いします。

 
Pure Blood 3
 
「じゃあ、車をまわしてきますからここで待っていて下さい」
マネージャーに言われて、ユノは駐車場とスタジオをつなぐ扉の前で立っていた。
ユノとチャンミンは新作アルバムの為に、ここNYに来ていた。
海外で本格的にレコーディングするのは初めてなので、ユノもチャンミンも少し緊張していた。
しかし、心地良い緊張感である。
スタッフは皆実力を伴った気持ちの良い人達ばかりだし、時間制限も厳しく設けられていなかったので焦る必要もない。
ユノは作業が進むにつれて、良いアルバムが出来るだろうと確信する様になっていたが、それはチャンミンも同じようだった。
言葉にしなくてもお互いの目をみれば分かる。
『チャンミンはもうホテルに戻っているかな?』
チャンミンは映画の舞台挨拶の為にソウルに帰っていたのだが、今日戻ってくる予定だった。
『早くチャンミンの顔が見たいな…』
いつもいっしょにいるので、しばらく会わないと寂しくなってしまう。
『戻っていたらいっしょにおいしいものでも食べに行こうかな?』
そんな事を考えていると、突然、駐車場の明かりが消えた。
『停電?マネージャーは大丈夫だろうか?』
辺りを見渡していると、ユノは周りの空気が急速に冷たくなっていくのを感じる。
『なんだ?』
空気だけではない。喧騒も聞こえなくなっている事に気づく。
沈黙と暗闇の中、ユノが不気味な見えない何かを感じて不安を覚えた時
ユノ
「え?!」
いきなり名前を呼ばれてユノは飛び上がった。
闇の中にライターが灯される。その光に照らされて、見覚えのある顔が浮かび上がる。
「…あ…あなたは…」
「久しぶりだな…ユノ…」
「…カート…さん…」
そこに立っていたのは森の中で迷った時に屋敷に泊めてくれたカートだったのである。
ユノは驚きを禁じえなかった。
「どうしてカートさんがここに?」
「それはこちらの台詞だ。君こそどうしてここに?いや、どうしてNYにいる?」
「…実は…レコーディングの為に来ていて…」
「レコーディング?君は歌手か?」
「はい、そうです…」
「素晴らしい…音楽は素晴らしい芸術だ…歌を歌える者がうらやましい…」
カートがゆっくりと足音をたてる事もなく近づいてくる。
「…一度、ゆっくり話を聞いてみたい…」
ユノは彼が近づいてくるにつれ、増していく不安に戸惑った。
『どうした…?どうして、こんなに不安になるんだ…?』
カートは相変わらず整った顔立ちをしており、長い黒髪と白い肌。吸い込まれそうな蒼い瞳の色も変わりなくて…
ユノはあの瞳を見ているといつも感じる眩暈をまた覚えた。
「…ユノ…君はどこに泊まっている?」
「え…グランドハイアットです…」
「一度、訪ねてもいいかな…?」
「…え…?」
ユノはグランドハイアットホテルのスイートルームにチャンミンと泊まっていた。誰かを招待するならチャンミンに聞いてみないと…
そう思うのだが、口からは思っているのとは違う言葉が飛び出していた。
「はい…構いません…」
「…招待してくれるのだね…」
「…はい…」
「ありがとう…楽しみにしているよ…」
ライターの明かりが消え、辺りは再び暗闇に包まれる。
次の瞬間には消えていた駐車場の明かりが一斉に灯って、ユノは大きく息をはいた。
身体がすっかり冷え切っている。
『どうして、こんなに緊張するんだろ…』
「ユンホさん、お待たせしました。どうしました?」
マネージャーが現れて、車をユノの前に止めた。
「え、何が…」
「顔色が悪いですよ…汗もかいているみたいだし…」
「そ、そうかな…」
ユノの内で訳もなく不安が大きくなる。
「疲れたのですね。早くホテルに帰って休みましょう。チャンミンさんも先ほどホテルに着いたみたいですよ。携帯に連絡がありました」
「本当!」
ユノは心の中がパッと明るくなるのを感じて、急いで車に飛び乗った。
「早く帰ろう。ホテルに着いたら皆でおいしいもの食べに行こうよ」
「いいですね。チャンミンさんは機内で何か食べたかもしれませんが」
「大丈夫だって。チャンミンはすぐお腹が減るから」
「それもそうですね。明日のレコーディングに備えて、力のつくものを食べましょう」
「そうしよう!」
ユノは先ほどの出来事など忘れてしまったかのように、気持ちはチャンミンにとんでいた。
事実、カートに会った一連の出来事は、ユノの中ではぼんやりとしか思い出せなくなっていたのである。
 
 
※需要がないと分かっていますが、書き投げも気持ち悪いので書きました~;
ま、まさか長くなるんじゃ…;









※ユノが人魚姫だったら…という設定の妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
 
これまでの話はこちら 1   2   3   4
 
人魚姫(別バージョン) 5(最終回)
 
実は王子を助けた修道女の女性は、隣の国の王女だったのです。
王女は勉強の為に、小さい頃は修道院で生活をしており、お城に帰った今でもお世話になった修道院に時々手伝いに行くのです。
王子を助けたのは、その時だったのです。
隣の国の王女も助けた男性をずっと想っていたのでした。
二人は両想いだったのです。
あっという間に結婚話がまとまり、その話がお城中に伝わりました。
チャンミンも同じ護衛の騎士からその話を聞きました。
聞いた途端、チャンミンは走り出していました。
喜びに溢れかえる王子達の元に駆けつけると、チャンミンは王子に掴みかかりました。
「ふざけるな!結婚だと!絶対に止めろ!」
「…チャ、チャンミン…?」
王子はびっくりして呆然としました。傍にいる警護の者と王様も、何が起きているかすぐに理解できませんでした。
「何をしようとしているのか分かっているのか!」
ユノが海の泡になってしまうんだぞ!
「絶対、結婚なんかさせないぞ!」
「何をしている!護衛の者!こやつを捕えろ!」
王様の叫びで我に返った護衛達が、チャンミンを王子から引き離して取り押さえました。
「チャンミンどうしたんだ!気でも違ったのか!」
「離せ!」
「地下牢に閉じ込めておけ!」
「頼む!結婚しないでくれ!なんでもするから!王子!頼む!」
王様の言葉には逆らえず、護衛達はチャンミンを引きずって地下牢に連れて行きました。
牢屋に閉じ込められたチャンミンは叫び続けましたが、その悲しい叫びは誰の耳にも届きませんでした。
「あいつはこの婚礼を邪魔するどこかの国のスパイに違いない!」
王様はカンカンになって怒り、チャンミンをスパイと決めつけていました。
王子は「チャンミンはそんな人ではありません。きっと何か理由があるのです」
と、言ったのですが、まったく耳を貸しませんでした。
婚礼の式をあげれば、父の気持ちも落ち着いてくれるだろう、と王子はすぐに結婚式をあげる事に決めてしまったのです。
 
結婚式の前日、チャンミンは牢屋の中で「どうすればいいのだろう?」とそればかり考えていました。
すると、扉のところで音がしたので顔をあげました。
牢屋の扉は上に小さな窓があるだけですが、そこからユノが覗いていたのです。
チャンミンは急いで扉に駆け寄りました。
「ユノ!」
小さな窓の鉄格子の隙間から、チャンミンは手を出してユノの頬に触れました。
牢番が近くにいる為に、ユノの声はでませんでしたが、その唇が
チャンミン…
と、動いたのだけは分かりました。
ユノは瞳を潤ませていましたが、寂しげに微笑みました。チャンミンの胸がズキズキと痛みます。
王子が結婚すると聞いてどんなにショックだったろう…
明日の朝、海の泡になってしまうのが、どんなに怖いだろう…
なのに、僕はこんなところに閉じこめられて、ユノに何もしてあげられないなんて…!
「…ユノ…絶対に助ける…海の泡になんかさせないから…」
チャンミンの言葉にユノは首を横に振りました。
…もう、いいんだ…チャンミン…
ユノは頬に添えられたチャンミンの手を握り、そっと唇を押し当てました。
ユノは王子に恋していない事に気づいたのです。自分が一目惚れしたのは音楽だったのでした。
でも、薬の呪いの為に、自分は海の泡になってしまう…
でも、ユノは後悔していませんでした。
チャンミンに会えたからです。
自分が一番好きなのはチャンミンなのだと、ユノははっきりと分かりました。
足を得なければチャンミンに会えませんでした。
チャンミンと過ごした時間は短かったけれど、命と引き換えにしてもいいくらい楽しくて幸せな時間でした。
自分の想いを伝えたかったけれど、それも叶いません。でも…
…幸せだったから…もう、いいんだ…
そう思っていました。
「もう、交代の時間だ。見つかるとヤバイからいくぞ」
牢番がユノの腕を引っ張り、二人は離れてしまいました。
「ユノ!絶対に助けるから!」
牢番に引っ張られながら、ユノは最後までチャンミンを見つめていました。
 
王子と王女の結婚式は盛大に執り行われました。
一晩中、宴会が催され、お城の中はずっと賑やかでした。
もうすぐ、夜が明けようとしていた頃…
突然、仮面をかぶった騎士が王子の前に出てきて、王子に剣の勝負を挑んだのです。
初めは、結婚式の為に招かれていた大道芸人の余興だろう、と皆は思っていました。
が、王子に向けられる剣さばきと王子の必死の応戦の様子から、尋常でない雰囲気を感じ取りました。
「え?どういう事?」
「お芝居じゃないの?」
皆がざわめき始めた時、隙を見つけた王子の剣が、仮面の男の胸に刺さりました。
血を吹きだして倒れる男の様子に、周りから悲鳴があがります。
「王子!どうしたんです!」
「こ、こいつの剣は本物だ…剣さばきも本気で、私の命を狙っているようだったので…つい…」
駆けつけた警護の騎士が男の仮面を取ると…その男はチャンミンでした。
「チャンミン!」
驚いたユノが倒れたチャンミンの元に駆け寄って抱きかかえます。
驚きのあまり、ユノは自分の声が出ている事に気づきませんでした。
「チャンミン…しっかりして…!」
チャンミンの胸から赤い血が流れているのを見て、ユノはぞっとしました。
必死に手で押さえてあふれ出る血を止めようとするのですが、血は止まることなく指の間を流れていきます。
ユノは怖くて、胸が苦しくて、涙がこみ上げてきました。
「…ユノ…」
「…チャンミン…どうして…」
「…よかった…声が…これで…海の泡に…ならずにすむ…」
チャンミンは分かっていました。
『永遠の愛を与える』とは、命を捧げる事なのだと…
「…いやだ…チャンミン…」
「…ユノ…愛してる…」
「僕も…!チャンミン…僕も…チャンミンが一番好き…」
ユノの瞳からこぼれた涙が、チャンミンの頬に落ちていきます。
「…ユノ…」
「愛している…チャンミンだけを……だから…」
チャンミンは優しげな微笑みをうかべると、目を閉じて動かなくなりました。
「…いや…チャンミン…いやだ…」
ユノはチャンミンの身体をぎゅっと強く抱きしめました。
「……一人にしないで……」
夜明けの光が二人の上に降り注ぐと、そのまま二人は風の中に溶けてしまうように消えていきました。
 
それから、この国では時折、風の中に二人の笑い声が響くようになりました。
とても楽しそうな歌と、聞いているだけで微笑みたくなるような幸せな笑い声が…

 

終わり
 
  ※北欧系の人魚姫の映画を初めて見た時は、結構衝撃でしたね~足と引き換えにするのは声じゃなくて髪の色だったし…人魚姫には「空気の娘になる」って説があるんですが「空気」はちょっとな~と思って「風」にしました。ラストをどうしようか最後まで迷いました;本当は人魚姫だけが空気の娘になるのですけどね…悲しいな~と思ってちょっと変えました;
こんな駄文を読んで下さった方、ありがとうございました。
 

 







※ユノが人魚姫だったら…という設定の妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
 
人魚姫(別バージョン) 4

 
チャンミンはお城にユノを連れて行き、王子に会わせました。
最近、落ち込んでいる王子を慰める、という名目です。
王子もチャンミンが自分を励まそうとしてくれているのが分かっていたので、承知しました。
王子の前でもユノは声がでませんでしたが、王子はすぐにユノを気に入りました。
いっしょにお城を散歩したり、絵を描いたり、音楽や芝居を楽しんだりして遊ぶようになったのです。
ユノが来てから王子の笑顔が多くなったと、お城で評判になりました。
街でもそうだったように、お城の中でもユノは人気者になりました。
『これなら、王子がユノを好きになるのは時間の問題だな…』
チャンミンは胸の痛みを隠しながらそう思いました。
 
「ユノ」
王子に声をかけられて、ユノは振り返りました。
「君の部屋を用意したから、今日からお城で暮らすといいよ」
ユノは意味がよく分からず首をかしげました。
「あれ?チャンミンから聞いていないの?君をお城で暮らすようにして欲しいって言ってきたのはチャンミンだよ。君の荷物をもってきてくれたし」
「!」
ユノはびっくりしてチャンミン探す為に走り出しました。チャンミンを見つけると人のいないところに引っ張って行きました。誰かいると話せないからです。
「チャンミン、僕、今日からお城に住むようにって言われたんだけど…」
「ああ、そうだよ。今日からこのお城の中で王子の傍にずっといれるんだよ。良かったな」
ユノはちっとも嬉しくありませんでした。しょんぼりと、項垂れました。
「…チャンミンは…僕と暮らすのが嫌になったの…?」
「そんな訳ないだろ…」
「だって…僕、料理も出来ないし、掃除もヘタだし、散らかしてばかりで、いつもチャンミンに怒られてたし、チャンミンのパンツを洗濯した時は、洗いすぎて色落ちしちゃったし…」
「い、いや…それは関係ないって…;」
「…僕のこと…嫌いになった?…」
チャンミンは我慢できなくなって、いきなりユノを引き寄せ、強く抱きしめました。
「…そんなこと…ある訳ないだろ…」
「…チャンミン…?」
チャンミンがユノと離れて暮らす事に決めたのは、王子と仲良くなっていくのを冷静に見ている自信がなかったからです。
でも、王子に愛している、と言われなければユノは海の泡になってしまうのです。
考えただけで心臓が凍るような恐怖を感じます。
「…王子に愛しているって言われないと駄目だろ…だから、ずっと傍にいた方がいいんだよ…」
チャンミンは引き裂かれそうになる気持ちを押しこめて、ユノを静かに離しました。
「…じゃあ…元気で…」
「…チャンミン…」
チャンミンはそのまま立ち去ってしまいました。
その日は一日中、ユノはチャンミンの寂しそうな顔が忘れられませんでした。
 
お城で暮らすようになって数日が過ぎました。
いつものように、ユノは王子の弾くピアノを聞いていました。
王子はピアノを弾くのがとても上手くて、ユノは聞く度に胸をときめかせて聞いていました。
ピアノの音を初めて聞いたのは、あの王子の誕生日の船上パーティーの日でした。
こんな美しい音がこの世にあったのか、とユノはうっとりしたのでした。
その日のピアノを弾く王子の姿にユノは一目ぼれしたのです。
『あれ?もしかして僕はピアノの音にときめいてたの?』
ユノは、ふと気づきました。
王子様は優しくて、いっしょにいるととても楽しいです。しかし、胸はときめかないのです。胸がドキドキしてときめくのはピアノを聞く時です。
あの船上パーティーの日。嵐の前にユノは生まれて初めてピアノの音を聞いて、それを弾いている王子に恋をしたのだと思っていました。
でも、もしかして違うの…?
ユノは自分の気持ちが分からなくなってきました。
『…チャンミンに会いたいな…』
お城で暮らすようになってから、ユノはチャンミンに会っていません。もしかして避けられているのかも、と思う程です。
チャンミンの事を考えると、ユノは胸の奥がギュッと掴まれたように苦しくなるのです。
最近はいつもチャンミンのことばかり考えています。
チャンミンがいないと、心が空っぽになったように感じます。
「王子様、そろそろお支度を…」
執事が王子を呼びに来たので、王子はピアノを弾く手を止めて立ち上がりました。
「分かった。じゃあ、ユノ、後でね」
ユノは頷いて王子を見送りました。
今日は隣の国の王様とお妃様と王女様と会う日なのです。
国同士が仲良くする為の親睦会ですが、王子と王女のお見合いの話も出ていました。
でも、王子は政略結婚が大嫌いで、結婚するつもりはまったくありませんでした。
王子は今でも助けてくれた修道女の女性が忘れられないのです。
ユノもチャンミンもお城の人たちは全員それを知っていましたので、誰もがこのお見合いは失敗するだろう、と思っていました。
しかし、到着した隣の国の王女を見て、王子は驚きました。
忘れられなかった修道女の女性が、その王女だったからです。

(次回に続く)



 



※ユノが人魚姫だったら…という設定の妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。

人魚姫(別バージョン) 3

「もう、そろそろ人間の生活にも慣れてきたな~」
ある朝、ユノがつぶやきました。
ユノはあっという間に近所の人気者になって、いつも大勢に人達に囲まれるようになりました。
「ねえ、チャンミン、どう?僕も普通の人間に見えるようになってきた?」
「…ん…まあまあ、かな…」
「そうなの?どういうところがまだダメ?」
…そんなふうに、まったく人を疑わないところだよ
とチャンミンは心の中でつぶやきました。
「それより、支度は出来たかい?ジョージの結婚式に間に合わないよ」
「あ、そうだった。贈り物の他に花束も持っていかないと」
ユノは急いで二階に取りに行きました。
今日は、向いのパン屋の息子のジョージの結婚式なのです。
二人は結婚式に招待されていましたが、ユノは式で踊りを披露するよう頼まれています。
ユノは踊りがとても上手なのです。
初めはダンスというものを知りませんでしたが、お祭りの日に皆が喜びのままに身体を動かして踊っているのを見て、ユノも踊り始めたのです。
その踊りはまるで足が地についていないような、飛んでいるかのような素晴らしいもので、いつしか人々はユノの踊りにみとれていました。
ユノも踊る事が大好きになり、いつも踊るようになりました。皆はそんなユノの踊りに拍手と喝采を送りました。
ユノの踊りは純粋な美しさをもっていて、彼の笑顔と同じで観ていると幸せな気持ちになれるからです。
今日も、結婚式でぜひ踊って欲しい、とジョージに頼まれたのです。
本当は歌も上手なのですが、やはり、チャンミンと二人きりの時しか声はでませんでした。
傍に誰かがいてもダメなのです。
だから、二人は時々夜中の誰もいない砂浜に出向いて、いっしょに踊りながら歌いました。
思いきり笑いながら踊って歌って過ごす二人だけの時間。チャンミンにとってはユノを独り占めできる至福の時間でした。
「チャンミン~取ってきたよ~」
「じゃあ、急ごう。もう出るよ」
「うん、いいよ」
白いブラウスを着て、ピンクの花束を持つユノはとても可愛らしくて、チャンミンは
どっちが花嫁か分からなくなりそうだ…
と、思いました。
 
結婚式が無事に終わり、ジョージの家で祝宴が開かれました。
招待客達はそこで楽しく食事をして騒いで、夜中になる頃にようやく花嫁と花婿に祝福と別れの挨拶をして帰っていく者がでてきました。
チャンミンとユノもそろそろ帰ろうかと、花嫁と花婿に別れの挨拶をしに行きました。
「今日は来てくれてありがとう、チャンミン、ユノ」
「こちらこそ、ご招待ありがとうございます。これから二人で幸せになって下さい」
「ユノも素敵な踊りをありがとうね」
ユノはにっこり笑って花嫁と抱き合いました。
「…ふふ…次に結婚するのはユノかもしれないわね。ブーケを受け取ったから」
女の人が取るものだと知らなかったユノは、ブーケを受け取ってしまったのです。
ユノは真っ赤になって照れました。
「いや、次に結婚するなら王子様じゃないか?隣国の王女との結婚話が持ち上がっているって噂だぜ」
『しまった!』
チャンミンはユノを振り返りましたが、ジョージの話を聞いたユノは呆然と立ち尽くしていました。顔色が真っ青です。
「お祝いのお酒を飲みすぎて気分が悪くなったみたいだ。すぐに家に帰るよ」
「大丈夫かい?気を付けてな」
ユノの手を引っ張って、チャンミンは大急ぎでその場を離れました。
家に帰りつくまでユノは呆然としていて、チャンミンが引っ張っていないと倒れてしまいそうでした。
家に帰るとユノはふらふらと寝室に入り、ベッドに腰掛けました。両手で顔を覆い隠して、まるで泣いているように見えます。
チャンミンはユノの後ろ姿を見つめながら、心の中でつぶやきました…
…ユノ…僕ではだめか…?
…僕は初めて会った時から、ずっとユノの事が…
自分の気持ちをはっきりと自覚したチャンミンは、ユノに告白しようと彼の隣に腰掛けました。心臓がバクバク鳴りだし、手が震えてしまいます。
「…ユノ…聞いて欲しい事が…」
「…僕…海の泡になるかも……」
「え?今、何て?」
「…王子様が…結婚する前に…僕に愛しているって言ってくれないと…僕は海の泡になってしまう…」
チャンミンは頭を鈍器で殴られたかのような衝撃を感じました。
…今…ユノはなんて言った…
「……ど…どうして……」
「…魔女がそう言ってた…薬は呪いと同じだから…王子様の心からの愛の言葉がないと解けないって…」
「…そんな…他に解く方法はないのか…他の人の愛ではダメなのか!」
思わずチャンミンはユノの肩を掴んでいました。
ユノはちょっと驚きましたが、静かに首を横に振ります。
「…そんな……」
海の泡になってしまう…ユノが…そんな事って……
チャンミンは足元の地面が崩れてしまうような錯覚を感じました。湧き上がってくる恐怖心から逃れようと、無意識にチャンミンは外に走りだしていました。
 
気が付くとチャンミンは砂浜を走っていました。
二人でいつも楽しい時間を過ごす砂浜は、今は暗くて冷たいものにしか見えません。
真っ暗な海を見つめ、チャンミンは大声で叫びます。
「おい、魔女!どこにいる!ユノを助ける方法を教えろ!」
暗闇に覆われた海は規則正しい波音を伝えるだけです。
「教えろ!どうすればユノを助けられるんだ!」
助けることは出来ない
地獄から響いてくるような声がチャンミンの耳元で囁きました。
「…嘘だ…何か方法がある筈だ…教えろ!俺の持っているものをなんでもくれてやる!」
海の泡にならずにすむ方法ならある
「…それはなんだ……」
海の泡になってしまう前に、誰かが永遠の愛を与えたなら、風になって永遠に生きられるだろう
声はそれきり、聞こえなくなりました。
チャンミンは砂浜に座り込み、ずっと考え続けました。
明けていく空を見ながら、チャンミンは決意しました。
ユノと王子を会わせる事を…
 


(次回に続く)





※ユノが人魚姫だったら…という設定の妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。

人魚姫(別バージョン) 2

今日は、警護の当番の日です。
チャンミンは家にユノを残してくるのが心配でしたが、仕方なくお城へ登城しました。
家の外に出るな
誰にも会ってはいけない
誰か来たら隠れて
などなど、言い聞かせて来たのですが、ユノは無警戒なので何が起こるか分かりません。
お城の警護をしながらも、ユノの事が気になって心はここにあらず状態でした。
「チャンミンどうしたんだ?」
「え?な、何が?」
同じ警護をしている騎士に声をかけられて、チャンミンは少し動揺してしまいました。
「なんだか、ボーッとしてるみたいじゃないか?体調でも悪いのか?」
「いや…違うよ。大丈夫だ…」
「そうか?ならいいけど。この前の王子の誕生日の日みたいにならないようにしないと。あの時は王子が無事だったからよかったけど…王子に何かあったら俺たち全員牢屋行きだぜ」
王子の誕生日の日、船上パーティーが開かれたのですが、いきなり嵐に襲われ、王子は誤って海に落ちてしまったのです。
チャンミンはその場にいませんでしたが、護衛の者は王様から怒りをかったのでした。
でも、護衛の者達がおとがめ無しですんだのは、王子が無傷で助かった事にくわえ、王子自身が庇ったからでした。
『その時、王子を助けたのがユノなんだな…』
確かに王子は優しくて良い人です。
王族という身分にも関わらず高慢な態度もとらないし、家来達にも思いやりをもって接してくれます。
頭もそこそこ良いし、顔もまあ、それなりに男前だけど…
『でも、世間知らずなところがある。まあ、世間に出てないから当然なんだけど…頭は僕の方が良いし…剣の腕前も僕の方が…』
チャンミンがそんな事を考えていると…
「なあ、チャンミン…王子に好きな人が出来たらしいって聞いたか?」
チャンミンはドキッとしました。
「え?だ、誰?」
「なんでも嵐の日に助けてくれた人だって」
「ええ!」
「でも、相手は修道女らしいんだ」
「…はあ?」
「砂浜で打ち上げられているところを助けてくれた女性らしい…でも、修道女じゃな~…」
「そ、そうか…」
チャンミンはホッとしました。
その砂浜まで王子を運んで行ったのはユノなのですが、王子はまったく気づかなかったようです。
『と、いう事はユノの片想い…やっぱり、諦めて忘れる方がいいんだ…』
ルンルンした気分になったチャンミンはそれから上機嫌でした。
上機嫌のまま家に帰ると、家の玄関の前でユノが近所のおば様たちに囲まれている図が目に飛び込んできました。
『ああ!やっぱり!心配したとおりだった!』
何か変な事をされていないだろうか?
自分が人魚だと話していないだろうか?
チャンミンは急いでユノの元に駆けつけました。
「あら~チャンミンおかえりなさ~い。この可愛い人は友人?」
隣に住んでいるおばさんがニコニコしながらしゃべりかけてきました。
「…え…い、いえ…まあ…そんなとこです…」
「いつから、ここに来てるの?本当に可愛い子ね~でも口がきけないのね。かわいそうに」
「え?」
どうしてなのでしょう。ユノは話せなくなっていました。
チャンミンを見つめながら、不安そうに首を振るだけです。
驚きつつも近所のおば様達をうまくあしらい、チャンミンはユノを連れて家の中に入りました。
「どうしたんだ?話せないのかい?」
「…そ、それが…あれ?声がでる!さっきまで話せなかったのに!」
ユノはびっくりしていました。
話せるようになったので、今日、何があったか聞く事にしました。
チャンミンがお城に行った後、一人で家の中にいたのですが、外から大きな物音が聞こえたので、様子を見ようと窓を開けたところ、隣のおばさんに見つかったのでした。
おば様は話かけてくるのですが、ユノは声がまったく声が出なくなっていて、何も話せなかったそうです。
そのうち、近所のおば様達が集まってきて、みんなユノに話かけてきた、との事でした。
「いろいろ、くれたよ。今日のお昼ご飯もごちそうしてくれたし、夕飯にどうぞってシチューもくれたよ。たくさんおしゃべりしてて内容はよく分からなかったけど、賑やかで楽しかった」
「……………」
おば様達は皆、ユノのファンになったのでしょう。
それも無理のないことかもしれません。
美しいだけでなく、ユノの笑顔は人を幸せな気持ちにさせてくれるのです。
「でも、どうしてさっきまで声が出なかったのかな~?チャンミンと二人の時は話せるのに…チャンミンは初めて会った人間だからかな~?」
チャンミンは理由が分かるような気がしました。
自分は絶対にユノが人魚である事を話さないだろうから。
その時、外から声が聞こえました。
「王子様だ~王子様が巡回に来たよ~」
「え!王子様!」
チャンミンが止める間もなく、ユノは通りに飛び出していました。
通りはすでに王子の姿を一目見ようと、大勢の人が並んでいました。
聡明で優しい王子は民衆にとても人気があるのです。
歓声の中を馬に乗った王子が歩いてきます。
通りに立つ人々に手を振りながら歓声に応えています。
その姿をユノも真っ直ぐに見つめています。
恋する瞳で、キラキラ輝く表情で。
そんなユノの姿を見て、チャンミンの胸はズキズキと痛むのでした。



(次回に続く)



※ユノが人魚姫だったら…という設定の妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
 

人魚姫(別バージョン) 1
 
チャンミンがユノと初めて会ったのは、夜明けの海岸を見回っている時でした。
浪打際に裸の男性が座り込んで、足で波を叩いていたのです。
何をしているのか?怪しい奴ではないか、と近づきましたが、いきなり輝くような微笑みを向けられて心臓が止まりかけました。
「…な、何をしているんだ…」
「いえ…これが足か~と思って」
「え?」
「今まで鰭だったのに、足になっているから…すごいな~波をパシャパシャする感触がおもしろい」
そういって男性は笑いながら波を叩きます。
チャンミンは一瞬、頭のおかしい人かと思いましたが、彼の瞳には高貴な知性の色が宿っています。
「足が…なかったのかい…?」
「うん…僕は海に住んでる人魚だったから。魔女に頼んで足に変えてもらったんだけど…あれ?おかしいな?」
「何が…」
「足と引き換えに声を無くすって言われたんだけど…話せてるよね?どうしてだろう?」
チャンミンの頭は混乱していました。
人魚?魔女に頼んで足に変えてもらった?…何を言っているのだろう…この男は…
しかし、チャンミンは目の前にいる男性が嘘を言っているようには見えませんでした。
放っておけず、自分の家に連れて帰りました。
身体を洗え、と言っても彼はまったくやり方を知りませんでした。結局、チャンミンが教えながら洗ってあげましたが、こんな綺麗な同性の身体は初めて見た、と思ってドキドキしてしまいました。
服も貸してあげましたが、着方を教えなければなりませんでした。
「ほら、飲みな」
「何、これ?」
「紅茶だよ。気持ちが落ち着くから…」
「ありがとう…えっと…僕はユノです。あなたは?」
「…チャンミン…」
「チャンミンありがとう、いろいろ親切にしてくれて。人間って怖い怖いって聞かされてたけど、本当は優しいんだね」
ユノはまた輝くような微笑みでチャンミンを見つめます。
「……………」
チャンミンはユノに見つめられると訳もなく胸が高鳴ってしまいます。
「…どうして…ここに来たんだ?足をもらったって?」
「…う…うん…王子様に会いたくて…」
ユノの頬が鮮やかな紅色に染まるのを見て、チャンミンは嫌な気持ちになりました。
それから、ユノが台風の日に王子を助けた事、一目ぼれした事、どうしても王子に会いたくて声と引き明けに足をもらったなどの話を聞きました。
いつものチャンミンならまったく信じませんでしたが、ユノの話は信じました。
ユノには濁りも汚れもまったくなかったからです。
同時にチャンミンは胸の奥にどす黒い影が渦巻くのを感じました。
目の前のユノを王子に会わせたくない!と思いました。
「…僕は王子の身辺の警護をしている護衛だから、いつか王子に会わせてあげられるかもしれない」
「え!本当に!」
「でも、今のままではダメだよ」
「どうして?」
「人間の生活がまったく出来てないだろ?それじゃあ王子の傍に近寄れないよ」
「あ…そっか…」
ユノはしょんぼりと頭を垂れました。
「…ここで生活しながら覚えていけばいいよ」
「え、いいの?!」
ユノの顔がパアッと輝きました。チャンミンの鼓動がドクン、と跳ね上がります。
「ありがとうチャンミン!僕頑張って覚えるね!」
「ああ、分かった。いろいろ教えてあげるよ」
「本当にありがとう!チャンミンって優しいな~嬉しい~」
微塵も疑わないユノにちょっぴり罪悪感を覚えないではなりませんでしたが、チャンミンは絶対に王子に会わせるまい、と思いました。
諦めるまでユノを傍に置いておこう、と決めたのでした。
 
 

(次回に続く)
 
※ユノの人魚姫別バージョンです。個人的に好きなので書くことにしました~
先にばらしますがアンハッピーエンドです。






※十八歳以下閲覧禁止!
チャンミンとユノの初夜の話です(ミンホ)兵役の話有。
嫌な方は絶対に読まないで下さい!完全自己責任でお願いします!
不快な気分になられても責任はもてません。
 

 
以上の事を了承して下さる方のみ「続き~」からどうぞ
 
 

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