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東方神起茶屋

東方神起(二人)に対する歪んだ愛と腐女子のオタク心を片隅で叫ぶブログ 同時に平和について真剣に訴えていきます。歴史修正主義、差別主義、絶対NO! 
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※ユノがヴァンパイアに狙われる、という妄想小説の番外編です。
苦手な方は読まないで下さい。
完全自己責任でお願いします。

今までのお話  1  2  3  4  5  6  7  8
(本編のアダルトシーンは削除しました)

Pure Blood 番外編(途中から18禁)


『…ヴァンパイアだ…』
チャンミンはパーティー会場で、ユノと話している外国人男性を見て直観した。
今日は某ファッションブランドメーカーの記念パーティーに呼ばれ、ユノといっしょに出席していた。 有名なブランドだけあって、多くの著名人が訪れ、ユノとチャンミンは挨拶周りに大忙しだった。
ユノと離れてマネージャーと話していたチャンミンが、ふとユノを見ると、四十代後半の年齢らしき外国の男性と話しているのが目に入った。
だが、その男性はヴァンパイアだったのである。
『契約者』となったチャンミンは「普通の人間」と「ヴァンパイア」の区別がつくようになった。
そうなると、思っていたよりも多くのヴァンパイアが人間社会に紛れて暮らしているのに気づいた。
そして、そんなヴァンパイア達は必ずと言っていいほどユノに近づくのだ。
『…またか…』
心の中で舌打ちしながら、チャンミンはすぐにユノの傍に駆け寄る。
少し驚いたが、ヴァンパイアの男性は流暢なハングル語を話していた。
「ヒョン…」
「あ、チャンミン」
ユノといっしょにヴァンパイアがチャンミンを見つめる。
チャンミンがヴァンパイアと分かるように、相手もチャンミンが『契約者』だと分かるようである。
チャンミンを見るといつも「あ…」という顔をする。
今回も例外ではないが、いつもと様子が違う気がした。
「こんにちは、君がユノ君のパートナーのチャンミンだね?たった今、話していたところだよ。エリック・ナイトラーだ。初めまして」
「チャンミン、ナイトラーさんはこの会社のデザイナーだそうだよ」
ヴァンパイアの男性が握手を求めてくるが、手にはしっかり手袋をしている。体温を悟られない為だろう。
「どうも…」
チャンミンは握手を返しながら、不機嫌そうに睨み付けた。
そんなチャンミンの様子にユノは「?」という感じである。
その時、ユノを呼ぶ声があったので、ユノは「失礼します」と丁寧に挨拶して場を離れた。
チャンミンはほっとしながら、再びヴァンパイアのエリックを睨んだ。
ユノに近づくな…とくぎをさしておこうか… などと考える。
これまで会ったヴァンパイアはチャンミンの姿を見ると、怯えたようにすぐにユノから離れて行ったが、このエリックにそんな様子はなく、興味深げにチャンミンを見つめてくる。
チャンミンはそれが不快だった。
「君がユノ君の「刻印者」か…『契約者』とは驚いたな…」
エリックが周りに聞こえないよう声をひそめて話しかけてくる。
チャンミンは無視しようかと思ったが、かねてからの疑問を聞いてみる事にした。
「どうしてお前たちヴァンパイアはヒョンに…ユノに近づく?」
「そりゃあ、『刻印』の刻まれた人間なんて見たことがないからね。興味を覚えるさ」
「……………」
なる程…そういう事か…
また、獲物として狙われるのではないか、という不安は消えた…
が、おもしろくない事に変わりはない。誰であろうとユノに近づく者は気に入らないのである。
「君はどうやってマイケルの『契約者』になった?」
「え?」
チャンミンはエリックの言っている意味が分からなかった。
「君と契約を交わしたヴァンパイアはマイケルだろう?マイケルは始祖「ドラキュラ様」の直系だ。どうやって彼と『契約』したんだ?」
「………………」
そんな事を聞かれてもチャンミンは知らない。
あの時は、ただユノを助ける為に契約しただけだ。ヴァンパイアが誰かなんてどうでもよかった。
「何故、気になる?」
「そりゃあ…君は知らないかもしれないが、普通『契約者』はヴァンパイアから軽蔑されるんだ。自分の欲望を叶える為に『契約』するからね。大抵は「人間社会での成功」と引き換えだ」
「………………」
「それなのに、あの気高い「始祖様」の血と『契約』しているとは…しかも人間の『刻印者』までいる。興味をもって当然だろう」
「そんな事を聞いてきたヴァンパイアはいなかった…」
「ほとんどのヴァンパイアは人間から変貌した『平民』だからな。「始祖様の血」は怖いから近づきたくないのだろう」
「あなたは違うようだ…」
「私は生粋の貴族なのでね」
チャンミンは眉を寄せてエリックを睨んだ。
こういう自分の「出生」を自慢する奴は人間だろうとヴァンパイアだろうとチャンミンは嫌いだった。
「おっと…」
エリックはポケットから携帯を取り出し、画面を見つめる。
「残念だが、もう行かないといけない」
「………………」
「では、またどこかで会おう。君のパートナーは魅力的すぎるから、せいぜい気をつけたまえ」
チャンミンは瞳に怒りを浮かべながら、立ち去っていくエリックの背中を睨みつけた。


※これ以後は十八歳以下の方は閲覧禁止でお願いします。
アダルトなシーンとなりますので、苦手な方や、嫌悪感を覚える方もお読みくださいませんようお願いします。
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