以前、このブログで
「歴史和解と泰緬鉄道」
という書籍を紹介しました。
過去記事http://shinkihominho.ni-moe.com/Entry/346/
「泰緬鉄道」とは、日本軍が戦争中、捕虜に強制労働させて建設した鉄道の事(タイ・ビルマ間)
その建設工事に動員された捕虜の死亡率は25%前後。
4人に1人は死亡するという膨大な犠牲の上に建設された鉄道で、「死の鉄道」「デス・レイルウェイ」とも言われています(生き残った75%の中でも五体満足の方は何人いたのか…)
「歴史和解と泰緬鉄道」はその建設の為に強制労働させられた英国軍兵士捕虜の手記が元になっていますが、他にも「レイルウェイ運命の旅路」という捕虜の一人である元英国軍中尉だったエリック・ローマスクさんが体験を記した本も出版されているようです。
今回、その「レイルウェイ運命の旅路」が映画化されました(英・豪合作)
キャストはコリン・ファース、ニコール・キッドマン、真田広之
歴史修正主義政権が、独裁と恐怖政治にまい進する今の日本(子供達への洗脳教育がひどくなってきました。親御さんはもっと危機感をもつべきです)
多くの日本人が真実を知る必要があると思います。しかし、心配なことが一つ…
こういう映画を観た日本人が逃げこみやすい言い訳の一つに
「過去の事を水に流さない方が心が狭い」というひどい暴言があります。
被害側が「許せる」のは、加害側の「心からの謝罪と反省」があった場合です。
自分の国が行った侵略戦争・残虐行為を一度も正式に謝罪していない日本に「許される資格」はありません。
その事を恥じない日本人が多くいる事を、私は日本人として心から恥ずかしく、情けなく思っています。
記事から抜粋。
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『4/19からの公開を前に関係者によるティーチインが3/27に東京で行われました。日本軍から激しい拷問を受けたローマスクさん(12年死去)は戦後、長く精神障害から抜け出せず、日本軍の通訳だった永瀬隆さん(11年死去)の存在を知り復讐心に燃えます。その心の変転、永瀬さんとの確執が、映画の大きな見どころ。ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは、集団的自衛権の行使など、きなくさい話のある時に意義のある上映だと紹介。戦争の実態、人間の醜さ、気高さを伝える貴重な作品だ、と語りました。ローマスクさんの妻、パトリシアさんは夫が亡くなるまで支え続けてきました。「過去について話し合う事が出来れば過去にとらわれて動けなくなるのではなく、前に進むことができます」と、歴史を認識することの大切さを語りました』http://www.railway-tabi.jp/公式サイト
合わせて読んで頂きたいブログ記事です。
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http://blogs.yahoo.co.jp/orisarani/10760752.html知らなきゃ始まらない 歴史を片時も忘れない理由「日本は韓国を完全に抹殺した「殺国の国」だ。近代植民地時代には、たとえ他の民族を弾圧して資源を収奪したとしても、国や民族、言語、文化を完全に抹殺したケースはまれだ。100年前の日本による朝鮮併合はまさにこうしたケースだ。中国は韓国を支配下に置きはしたものの、国をなくして滅亡させることまではしなかった。政治的宗主の状態はひどいにしても、文化的、民族的側面では韓国を無視できなかった。しかし、日本は文化的、人種的劣等感からか、韓国の存在自体をなくそうと考えた。韓国が5000年の歴史で国を完全に失ったのは日本による1度だけだ。」http://blogs.yahoo.co.jp/orisarani/10721780.html性奴隷制度の被害者に対して加害者が放つ善意だの配慮だの誠意だのという言葉。ええかげんにさらせ「河野談話を日本政府の善意だの、見直しをしないことを韓国に対しての配慮だの最大限の誠意だの、私が目にしたもの、耳にしたものはこの世のものなのか?人間の口から発せられた言葉なのか?」