先日、アムネスティ・インターナショナル日本の主催で行われた、森達也氏の講演を拝聴しに行ってきました。
非常に濃く考えさせられる内容で、勉強になりました。
森氏は
●市民●政治●メディアは「三位一体」と話していました。
市民が三流だけど、メディアが一流なんて国はない。
政治が三流だけど、市民が一流なんてものはない
メディアが三流なら市民も政治も三流。「国境なき記者団」によると、今の日本の「報道ランキング」は54~58位あたり。
つまり、今の日本は三流国という事。トップにくるのは常に北欧。
ノルウェー、フィンランド、スウェーデンあたり。
つまり、メディアも政治も市民も一流ってことです。森達也氏は初めに、数日前、カンボジアに行ってきた話をしていました。
何をしに行ったかというと「S21」や「キリングフィールド」を見に行ってきたと。
知っている人も多いでしょうが、カンボジアは1970年頃にポル・ポト独裁政権によって大量虐殺が行われました。
「S21」は拷問した施設(もちろん最後は処刑)
キリングフィールドは大量の死体を埋めた場所だそうです。
私はカンボジアに行った事がありますが、アンコールワットなど遺跡を巡っただけで戦場跡はみていません(ポル・ポトの大量虐殺や地雷の事は知っていましたが)
しかし、町で片足の無い人や、遺跡の見事なレリーフについた銃弾の跡は垣間見ました。
歴史を学び、過ちを二度と繰り返さない、と誓う事は絶対に必要であり、正しい事だと思います。「何度でも言おう。言い続けよう。過去の過ちから学ばないことは、未来を奪うことだから」PR