私も勉強中ですが「「慰安婦」問題」について、分かりやすい本を見つけましたので、お薦めさせて頂きます。
『「慰安婦」と心はひとつ 女子大生はたたかう』
これは、「神戸女学院大学」の女子大生が「石川ゼミナール」というゼミの授業で「慰安婦問題」について勉強し、学んだことの本です（主に前半部分）
問題の勉強をやり始めるまでは、女子大生自身も「慰安婦問題についてよく知らなかった」方が多いので、同じように知らない人も共感できると思います。
ページ数はP111ですので、すぐに読めます。
内容も分かりやすく、問題をあまり知らない人でも理解しやすいです。
こんな風に若い人が「慰安婦問題」について真剣に学び、行動してくれている事がとても嬉しいです。
勇気をもらいました。
図書館でも借りられると思いますので、多くの方に読んで欲しいと思います。
「正しい知識を得る」というのはとても大切です。
簡単に内容を説明させて頂きます。
つづき～からお願いします
前半は問題を学んだ女子大生の感想。
その中で印象に残った言葉を抜粋します（赤字は私によるものです）
抜粋開始
●（日本）政府がこの問題を歴史から消そうとしているのはおかしい。現在でも後遺症に苦しんでいる被害者はたくさんいます。
この国（日本）は、戦争で被害を受けた歴史だけでなく、被害を与えた歴史もすべて記憶に残しておくべきです。
歴史が消されてしまうのは間違っている。
●今の中学校の歴史教科書には「慰安婦」という言葉すら載っていないから、私より年下の人は何も知らない人が多くなる。だから知らせるべきだと思いました。
●自分で行動して学んだ、という事が大きいです。自分の目で見ないと実感が湧かないのです。教科書は睡眠薬のようなもので（笑）
私は実際にハルモニ（ハングル語で「おばあさん」）と会って、お話をうかがい、接してきた経験がある。そこで自分の中に信じられるものが生まれている。
だから、インターネットの情報などしか知らない人には、それだけを鵜呑みにして意見を言って欲しくない。
●あまり興味のもてないことでも、意見が違う場合にも、きちんと話を聞いて欲しいし、理由もなく近隣の国を嫌うような、そんな大人になって欲しくない。
自分の国が背を向けている部分にも向き合って欲しい、と思います。
●（日本は）加害の実態を知るきっかけが少なすぎると思います。そういうことを知ることの出来る環境を作らないと。
●日本は拉致問題は大きく取り上げるけど、自分達の加害は取り上げない。
●国の言う事を信じ、すがっているだけなんて、ある意味、悪い宗教のようなもの。
マスコミにも、自分の国の良いところしか表現せず、悪いところ、嫌なところは言わないところがある。
私は日本の事が好きだからこそ、そういうあり方を変えたいと思う。
抜粋終了読んだ私の感想は
「女子大生さん、すごくしっかりしている」って事です。
やはり、
誰かの言う事だけ鵜呑みにして、自分にとって耳触りのいいことだけを盲信している人達とは違う「自分で行動し、考えて、学んできた」自信と意志が感じられます。これは、大きいですね。
私も見習わないとな～；と思いました。
後半は「慰安婦問題」についての日本政府の問題点、「歴史修正主義者」の危険な動き、世界がどう見ているか、などが分かりやすく書かれています。
特にｱﾍﾞ氏、歴史修正主義、自民党政権の問題点は必須だと思います。再び、ｱﾍﾞ政権が復活してしまいましたからね…（本当に最悪…；）
ｱﾍﾞ政権は、まったく何も変わっていませんから、ここに書かれている問題点や危険性は、今の問題と危険性でもあります。「嫌韓」「嫌中」「ネットウヨク」「レイシスト」らに洗脳されない為には、「正しい知識を得る」のはとても大切だと思います（私自身がそうだった）
多くの人に「問題から逃げずに考えて欲しい」と思っています。PR
