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東方神起茶屋

東方神起(二人)に対する歪んだ愛と腐女子のオタク心を片隅で叫ぶブログ 同時に平和について真剣に訴えていきます。歴史修正主義、差別主義、絶対NO! 
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※あくまで初見感想です~
 
東方神起第6集「Catch Me」のMV観てきました
http://www.youtube.com/watch?v=PfUlE2LlGro&feature=youtu.be
 
おお~相変わらず二人は超カッコいい!
初聞きの印象よりも、フルで聞くと思っていたより力強い曲だったので嬉しい!
で、このMVですが、私は
「ワールドツアーを意識した仕上がりでは?」
という印象をもちました。
なんというか、韓国風というか相当「東洋エキゾチック」(ジャパンじゃないよ!ひろみ郷じゃないよ!;)に仕上がっているMVだから。
「西側」で披露するにあたって「自分らしさ」(つまり二人は東洋人)を押し出して勝負する、といった意識があるのではないか?
腕をつなげるパフォーマンスは「龍」っぽいし(ドラゴンではなく)東方神起は二人なのに、あんまり「左右対称」にならないところとか(斜めから映してたりする)西洋は左右対称多いからね。
一応、私、美術学校出なんですが、私は西洋の左右対称安定感より、東洋の細胞増殖的自然感に強く惹かれるのですv
だから、このMVは超好みです!
このMVは絶対に西洋のアーティストでは出来ないし、ジャパンでもインドネシアでもチャイニーズでもなくエジプト(なんでやねん)でもない。
「KOREA」なんである。
絶対に、東方神起の二人にしか出来ないパフォーマンス。

なんというか…「世界で勝負する!」という二人の覚悟がみえた気がしてゾクゾクしましたさv
(でも、白の靴下姿は可愛すぎるの~v)
他にもアルバム曲1分ずつ視聴してきました感想を…
あくまで、私は超新規ペンで、東方神起のアルバムは「TONE」と「Keep Your Head Down」しか聞いていません;
そんな私の視聴感想はというと
「思ったより大人っぽく、バラエティーにとんで力強いアルバムになっている」
って感じです。
10~15秒ずつ聞いた時は、もっとPOPな印象だったんですよ。
だから、優しい感じのアルバムになるのかと思ってました。
実を言うと「目隠しユノのエロ写真」が出た時、パンク系の曲が入るのかと思って期待したんですよね;だから、約15秒間のPOP的な印象を持った時は、正直、ちょっとがっかりしました;
が、今回の1分ずつ聞いた限りでは、そんな印象はなくなりました。個人的好みは「Get Away」かな。かっこいい!
タイトル曲の「catch me」も、テクノっぽい印象だったので、フルをMVで聞いた時「こんなに力強い曲だったのか~!」と超嬉しかったですv
二人の歌声がさすがの歌唱力!
勝手な私の感想ですが、「TONE」と「Keep Your Head Down」では、二人の表現力に差があると思ってます。
当たり前だけど、東方神起の二人にとって「日本語」は外国語だから、感情の込め方の幅にどうしても差が出来てしまうでしょう。
だから「TONE」の後に「Keep Your Head Down」を聞いた時は
「おお~すごい、大人っぽい、表現力が多彩!」
と思ったんですよね。打ち込みが少なかったのも意外だったし、それは私的に嬉しかった。「TONE」はエイベックスの色が強かった気がします(アレンジャーの色かな?)
やっぱり「東方神起」と「トンバンシンギ」は違うし、これからは、世界に向けての「TVXQ」も出てくるのでしょう。
本当に超楽しみですv


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こちらのブログでは腐匂有の東方神起萌えを語っている訳ですが、ぶっちゃけ、私の超個人的思い込み200%妄想BL感覚の腐敗考察設定では
「ユノとチャンミンの二人はまだできていない」

ってのがあります。
特にチャンミンがさ~自覚ないっていうか…
二人が「東方神起」として再始動しだした頃、チャンミンはインタビューで
「生まれ変わったら普通の人生を送りたい」
と、言っていたのに、最近では
「生まれ変わっても東方神起をやりたい」
に、変わってましたよね。
チャンミンってまだ若くて、まだまだ成長過程だと思うんです。
だから、自分のユノへの想いが「愛」である事に気づいていないんじゃないかって…;
(バカじゃないの…とか言わないで下さいね;妄想の自覚はあるんで;「これが真実!」とか思ってないですよ!勘違いの「痛い人」じゃないですよ!;)
写真集「太陽」のインタビューの中で、チャンミンが「アジアの女性が好き」と言ってましたが、そこ読んだ時に
「ふっ…まだまだ若いわねチャンミン…ユノより心も身体(?)も綺麗な女性なんて、滅多にいないのよ!」
なんて思いましたよ;
なんつーか…チャンミンの一番身近にいる人がユノだから、チャンミンの中で基準は「ユノ」になっているんじゃないか?基準値が相当高くなってるんじゃないかな~?
二人の関係が「友情」とか「普通」になっていたとしたら、それは勘違いというもの。
これ程の「信頼」や「絆」をもった関係は、夫婦や友情や恋人でも簡単に得られるもんじゃない。むしろ、ないまま人生を終える人が大半だと思う。
その事に、まだチャンミンは気づいていないんじゃないかって思ったりするんですよ~
だから、チャンミンの「夫婦と言われても気持ちよくない」「男同士のコミュニケーションは苦手です」は本心だと思う。その時の。
ユノといちゃこらするのは「コミュニケーション」だと思ってないんじゃないだろうか?普通だと思っている。
つまり「青い鳥」現象ざんすよ。
幸せ(愛)を探して外に飛び出し、探して探しまくるけど、実は家にあったのです(愛する人が一番身近にいた)
そんなんじゃないかな~なんて…;
ユノは鈍感天使だから、絶対、自分じゃ気が付かないと思う。
相手に言われて初めて…なパターンですよ(ほら、クリスチャンだしさ~;同性を好きな気持ちは「友情」とか思ってる;)
「早く自分の気持ちを自覚してちょーだいチャンミン~!」
と思わないでもないけど、
「自覚なしのギリギリライン」
「限りなく愛情にちかい友情」
状態の今のスリリングな関係が私的に一番萌えるざんす!

 
 
注意:本当に妄想の自覚はあるんで大丈夫ですよ。「これが真実!」とか思ってないですよ!勘違いの「痛い人」じゃないですよ!;
 


※十八歳以下閲覧禁止!
チャンミンとユノの初夜の話です(ミンホ)兵役の話有。
嫌な方は絶対に読まないで下さい!完全自己責任でお願いします!
不快な気分になられても責任はもてません。
 

 
以上の事を了承して下さる方のみ「続き~」からどうぞ
 
 

東方神起第6集の情報が次々と入ってきております。
正直、ついていけません;
だって何もかもが初めてだらけで…;
韓国のチャート仕組みなどもただ今勉強中な状態のところに、焦らしプレーのように出される情報やらアーティスト写真(っていうの?ハングル語で写真ってサジンっていうの?それすらも分からない初心者ざんす…;)
CDはハントチャートに反映するお店で買わないといけない、ってのは分かりました~
いろんなところの情報をみた限りでは、一番確実なのは「シンナラ」みたいですね~
でも、日本から買うとなると、クレジットカードがいるようだし、他での購入も会員登録しておかないとけない、とかいろいろあって…;
その手続きがめんどくさい…;
日頃からずぼらな性格で、ヘタレだし、あほなんで、ハングル語みた途端「うげ~;」って気分になりました~;(根性なし;)
ああ~バイオリンガールじゃなくて、バイリンガルになりたい!;
「MUSIC KOREA」ならチャートに反映するみたいだし、ここで予約しようかな~って思ってたんですが、購入日時も考えた方がいいみたいだから、ずらそうかな~と考えてます。
今は第三次予約まで受付だけど、それは全部第一週の集計にカウントされるようだから、私は第二週、三週にカウントされる次期に買おうかな~と。
絶対、発売日に聞きたい、訳じゃないから。
ポスターついてくるみたいだけど「五人だった時のもの」って説明があって…
「いらん…」と思いましたよ;
二、三か月したら「リパッケージ版」もでるのかな?
その後はもちろん、日本発売用のライセンス版もでるんですよね~?
う~ん、何をどうすればいいんのだろうか…;
正直、分からな~い…考え中…;
とりあえず、第一週からずらしたいし、共同購入の募集もあるみたいだから、そこらへんで潜り込ませてもらおうかな~
まあ、急がない方がいいと思うんで、自分のペースでいこうかな~と(でも、私のペースって超遅いんで、あんまりのんびりしてたら置いていかれるかもな~;)
「トンペンの必死な感じが嫌」
って意見もあるみたいですけど、別に常識範囲ならいいんでない?って思うんですよね~(違法行為したり、TPOから大きくはずれた事したり、ストーカー行為などは論外だけど)
おばさんから言わせると
「人生において必死になれる時期ってそんなにないよ」
なんですよね~;
だから、必死になれるものをみつけたら、その時に必死になってもいいんじゃないかな~(もちろん、常識範囲だよ)
失敗しても、嫌な思いしても、それは経験だし、経験してない人より、深く考えれる人になれると思うんだよね~
日本だけじゃない事柄だから、世界も広がるし~v
一度、失敗したら次は失敗しないように気を付けられると思うし~v
他人を傷つける行為はしないように、かつ自分を大切にしつつ、溺れればいいと思います~v
私もこの初めての「カムバ祭り」を楽しみたい、と思うざんす~v

何かのテレビ番組で東方神起の二人が
「サッカーゲームを二人でしていると、熱くなって喧嘩してしまうので、やらないようにしている」
という話をしているのを見て
「本気で喧嘩できるんだ~いいな~」
って思ったんですよね~
(例えば片方が)我慢していたら、無理がきてガタッと関係が崩れたりしてしまう。
互いに遠慮せずに言い合える、ってのは素敵なことだと思う。
だから、二人が喧嘩している雰囲気になった時
「トンペンが不安になっている」
のを聞いてちょっと驚いたんですよね。
でも、東方神起は5人組から今の形になった過程でいろいろあったから、そのせいで不安になってしまうのかもしれませんね;(私は経験してないからな~;)
私は二十年以上B'zのファンなんですが(歳がばれる;)あの二人が言ってました。
「前日にすごい大喧嘩したとしても、ライブをやれば「すべて許せる」みたいになる。ライブにはそれだけのものがある」と。
二人の関係がおかしくなってきたとしたら、それはライブに現れると思う。
洋楽のロックグループですが、メンバー各自はすごいクオリティ高い演奏しているのにバラバラな感じがしたライブに行った事があります。
その後、そのグループはメンバー交代しました;
東方神起の二人のライブはそんな事なかったですよね。
むしろ二人の絆の深さを見せ付けられた、再確認できたライブだった筈。
そりゃ、一緒に暮らしているし、仕事も一緒なんだから、お互いムカつくことも口の聞きたくない時もあるでしょう。それが自然。
言いたい事が言い合える、といっても「相手の絶対言っちゃいけない事」はお互い言わないと思う。二人とも思いやりのある人だから。
「言っちゃいけない事」って言うのは、例えば私の叔父の話なんですが、
結婚した叔母の顔にはあざがあるのです(化粧すれば分からない程度)
付き合ってしばらくたった頃、叔父が結婚しようと思っていると、両親に話しました。その時、叔父の父が
「どんなにひどい喧嘩をしても顔のあざの事は言ってはいけない。言わない自信がないならお前は彼女と結婚する資格はない」
と言ったそうです(もちろん叔父は承知して結婚)
「その人だけの禁句」って絶対あるけど、それを理解してあげるのが、本当の「相手を尊厳を大事にしている」「本当の誠意」じゃないでしょうか。
ユノとチャンミンの二人の間にはそれがあると思うから、喧嘩ぐらいではビクともしないと思いますね~vたまに仲悪そうにしてたら、それはそれで萌えるv
やっぱり二人の関係っていいな~と思います(腐なしでもね;本当ですよ;)

  
今頃パラダイス牧場の感想です;
今、放送されているのを見ています。
私は最近トンペンになったばかりなので、何もかもが周回遅れ;
情報を仕入れていないので、話がどうなるのかまったく知りません。見ている回数は現在のところ8話まで。
初めの3回あたりまでは、なかなか話が進まなくてちょっと退屈してましたが、チャンミンの我儘王子様っぷりが楽しくてのりきりました~v
初めは学生結婚の初々しい青年でしたが、次の瞬間には6年後の我儘おぼっちゃんに変貌をとげていた…チャンミン似合ってますね~v
私は韓国ドラマは「チャングムの誓い」しか見ていませんので、「韓国ドラマのお約束」は知りません。
聞いた話によると「イケメンのシャワーシーン」が絶対入ってくるとか…;(「嵐」の大野君が韓国ドラマのリメイクである「魔王」を主演した時シャワーシーン撮るのが嫌で仕方なかった、と話してました「キャラじゃねーんだよ~」って(笑))
そしたらチャンミンのセミヌード姿がのっけから出てきて笑いました(^▽^)
話的には「もしかして、コメディー風ハーレークイン?」って印象です。
タジが恋する「お兄さん」が「いかにも」って感じですよね~
私の中では「スターにしきの」に似ているって感じが…(ひどい…?;)
ドンジュとタジの二人に恋人が出来てからの方が断然おもしろいですね~v二人のやりとりって明らかに「夫婦喧嘩」「夫婦漫才」で微笑ましい。心境は複雑ですねv
「お兄さん」の元妻も出てきて、これからドロドロ展開なんでしょうか?(でも、コメディーですからね~)
う~ん、これからが俄然おもしろくなりそうで目が離せませんv
それにしても、チャンミン、スタイル抜群ですね!
ビジュアル的にも完璧に「王子様」。でも、おとぼけってギャップがたまらんよね~
嫉妬する演技が上手くて可愛いv
もしかして「素」?
だって、普段からもユノに近づく老若男女に嫉妬してるもんね~v
なんて考えながら見てたら、萌えられて二度おいしいですv
なにしてもこれからの展開が楽しみですv

2012年8月11、18日の東方神起が出演していた「MUSIC FAIR」に
「韓国人をだすな!」という抗議があったらしいですね。
ネットで感謝する他に、直接訴えた方がいい、と思い番組宛に手紙を書く事にしました。
以下がその文章です(略してます)

拝啓
初めまして、いつも番組を楽しく拝見させて頂いております。
この度は、感謝のお気持ちをお伝えいたしたく、書かせて頂きました。
「MUSIC FAIR」様の番組に先月の、東方神起が出演していた8/11、8/18の二週にわたっての放送で、
「韓国人をだすな」という抗議があったと聞きました。
そのような、人種差別的な抗議があったのはとても悲しい事です。
しかし、出演者をカットする事無くオンエアして下さった番組スタッフ様に深い感謝と尊敬を抱きました。
ありがとうございました。
今の日本は不安と憎しみが充満しているような、殺伐とした空気が感じられます。
芸術の世界までもそのような空気が入り込んでくるのは、とても危険で悲しい事です。
これからも、このような「人種差別的」な圧力に屈せず、素晴らしい音楽を届けてくれる番組であって欲しい、と願っています。
厳しい事だとは思うのですが頑張って下さい。
これからも番組のご多幸とご発展をお祈りしております。
敬具


以上でございます;
この話を聞いた時に思い出したのは2008年に問題になった「プリンスホテル事件」です。
プリンスホテルに「●●を泊めるな!」
というウヨク系から抗議があって、実際に「宿泊拒否」した、という事件。
事件の詳細→http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-611.html
(今も、日本で「南京大虐殺の展示会」「慰安婦問題の展示会」などを行うにあたって、会場側が場所を貸すのを拒否する、という問題が起こっています)
こういった「脅迫したもの勝ち」みたいな社会にならない為にも、私たちに出来る事をやっていかなきゃ、と思っています。
こういった社会空気が拡大していけば
「東方神起の単独ライブにライブ会場を貸すな!」
なんてウヨ系から抗議され、日本社会も「韓国人なんかライブしに来るな!」
なんて空気になって、K-POPは誰も日本でライブ出来ない、なんて事になっちゃうかもしれませんから…

※ユノがヴァンパイアに狙われる、という妄想小説です。苦手な方は読まないで下さい。
完全自己責任でお願いします。


Pure Blood 2



ユノが男性の後をついていくと図書室に通された。
先ほどまでここにいたのか、暖炉には火が入り部屋が暖かい。しかし、電気が通っていないのか、明かりはランプだけである。
旦那様、とガーシムが呼んでいた彼は、サイドテーブルに置いてあったグラスにワインを注ぐとユノに渡した。
「あ、ありがとうございます…」
自分にも注いだワインを掲げ、一気に飲み干す。
なんだか、雰囲気がありすぎてユノは思わずじっと見つめていた。
初印象では三十代後半ぐらいかと思ったが、よく分からない。
「そういえば、お互い名乗っていなかったな…私はカートだ」
「あ、私はユノです…ユノ・ユンホ…」
「東洋系の名前だな…」
「韓国です。ここには友人を訪ねてきたんです」
「…大学生…?」
「いえ…社会人です…」
「…意外だな…」
「そうですか?」
「ああ…なんていうか…世慣れてないというか…」
確かに普通のサラリーマンとしては働いてはいないので、そういう雰囲気はまとっていないのかもしれない。
芸能界で働いている事を言おうとしたが、カートがとても近くに立って自分の顔を覗き込んでいる事に気づいて息を飲んでしまった。
「…君は無垢の匂いがする…」
あの蒼い瞳に見つめられて、ユノはまた吸い込まれそうな錯覚を覚えた。
周りの空気が密度を増し、じっとりと肌にまとわりついてくるかのようだ。この人の瞳を見ていると、頭の中にモヤがかかり、うまく考えられなくなる。
頬が触れそうになるぐらいカートの顔を近づいてきたが、ユノは何も考えられなかった。
しかし、次の瞬間、ユノの頭にたちこめていたモヤが晴れた。何故か、カートがいきなり後ろに跳び下がった時からである。
「…何を持っている?」
「…え?」
カートの質問がよく分からない。
「胸元に何か入れている…」
「…え?…あ、ああ…これですか…?」
ユノは首から下げていた十字架を取り出した。
「…君はクリスチャンか…?」
「…そうです…けど…」
東洋人だから仏教徒だと思ったのだろうか?が、そんなに驚く事だろうか?
「…神を信じているのかい…?」
「…はい…」
「では、邪悪な存在も…?」
「…悪魔のことですか?」
「……聖書の中で悪魔が何人、人間を殺したか知っているか?」
「…?…いいえ…」
何故、そんな話をするのだろう…?
「10人だ…聖書の中で悪魔が殺した人間の数はたった10人…ところが神が殺した人間の数は2百万人以上…」※1
「……………」
「それなのに、どうして人は神を崇拝し、悪魔を恐れるのかな…?」
「……………」
ユノは自分の心臓の音がやけに耳に響いてくるのを感じた。心のどこかで鳴る警鐘のように。
「旦那様…」
ガーシムの声が聞こえ、図書室のドアがノックされた。
「お部屋と湯あみの支度が整いました」
「…そうか…では、ユノ君。ゆっくり休みたまえ…」
カートが部屋を出ていくと、すれ違いにガーシムが入ってきて、ついて来い、と言わんばかりに顎で合図される。
緊張が解けたユノは肩から力を抜いて、彼の後についていった。
案内された部屋は豪華で清潔な部屋だった。
大きな寝台が真ん中にあって、家具は少なかったが優雅なものばかりである。
電気が通っていないのはここも同じで、暖炉に火が入り、ランプと燭台で明かりをとっていた。サイドテーブルに置かれたミネラルウォーターのペットボトルが、不似合だが今は21世紀なのだと教えてくれる。
「風呂はそっちだ」
それだけを言い残してガーシムは去っていった。礼を言う間もない。夜中に突然現れて、これだけの支度をさせられたのだから、不機嫌になって当然かもしれない。
『明日、お礼とお詫びをしなきゃな…』
少々、気が引けるが、暖かい風呂の誘惑に勝てず、ユノは浴室に入った。
清潔なバスタブにお湯が満たされているのを見て、入りたくてたまらなくなったユノは急いで服を脱ぐ。が、十字架を外そうとして手を止めた。
これを外すと不安になる気がするのだ。我ながら子供っぽいとは思ったが、つけたまま入る事にした。
湯に入ると、気持ちよくてユノはホッと息をついた。
『なんだか、変な事になっちゃたな~』
現実離れした今の状況を思い起こし、ユノはどうしてこうなってしまったのか考えようとした。が、何かの気配を感じて、ユノは周りを見渡した。
『誰かいる…?!』
ユノはとっさにそう思ったが、狭い浴室の中、誰もいるはずがない。
蝋燭の明かりなので、炎をゆらめいて影が動いているからそのせいだ。
そう、言い聞かせようとするのだが、誰かがいるような感触がどうしてもぬぐえず、ユノは身体を強張らせる。蜜蠟の甘い香りが辺りにただよっている。
落ち着かなくて、ユノは早々と風呂を出た。
素早く、シャツとズボンだけを身に着け、寝台にもぐりこんだ。
首から下げた十字架に口づけ、祈りを捧げて身を横たえると、ユノはそのまま深い眠りに落ちていった。

翌朝、目が覚めると、ユノは急いで支度して部屋を出た。
広い古城の中でどうやって探せばいいのか分からず、廊下を歩いているとガーシムの方から現れた。
「…おはようございます…」
「……………」
ガーシムは無言で地図とメモを渡した。
ユノがメモを見てみると、カートからの手紙だった。
『おはよう、昨夜はよく眠れたかな?仕事があるので挨拶出来なくてすまない。気を付けて帰るように  カート』
「どうも、ありがとうございました。夜中に押し掛けたのによくして下さって…」
「…車のガソリンは満タンにしておいた」
「…え…そこまでして下さったんですか?ありがとうございます…」
「……………」
早く帰れオーラをまとったガーシムには、何も言わない方がいいか、とユノはそれ以上、何も言わずに城を後にした。
地図の通りの行くとすぐに森を出て、携帯電話も使えるようになった。
朝日の輝きの中で車を走らせていると、昨夜の出来事が夢だったのかと思えてくる。
上着のポケットに残されたカートのメモだけが現実の証だった。



*********

「それが、帰国が一日遅れた理由?」
「…まあ…そういう事」
家に帰ってから帰国が一日遅れた理由をチャンミンに説明した。
「危ないな~何もなかったからいいようなものの、そんなところで泊めてもらうなんて…何かあったらどうするんです~」
「うん~自分でも不思議なんだよね~なんで家の中に入っちゃったんだろ?泊まるつもりなんてなかったのに…でも、まあ、何もなかったし…結果オーライってことで…」
「これから、出かける時はちゃんと調べて、地図持って行くようにね」
「分かったって。これから気をつけるから」
ユノは簡単に人を信用する。そんなところがチャンミンは心配だった。
芸能界という世界にいるには、あまりに純粋すぎて、したたかさに欠けている。その為に損したり傷ついたりする事も多い。
だが、ユノが芸能界に入ったのは必然な気もする。
平凡に生きるにはユノはあまりに美しすぎるから……



(次回につづく…)
※さあ、これからヴァンパイアがユノを狙いきて~チャンミンの王子様+ナイトに活躍してもらわないとね~v
※1 私が直接数えたわけではなく、聞いた話ですので間違っているかもしれません;すみません;



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