今日は広島に原爆が投下されてから71年目にあたります。
NHKスペシャル決断なき原爆投下 8月6日 午後9時放送「早く戦争を終わらせ、多くの命を救う為に必要と考え、大統領が原爆を投下を決断した」という原爆伝説が覆る。原爆開発の責任者だった米陸軍のグローブス将軍が生前に語った2時間に及ぶ証言テープや、トルーマン大統領の日記の分析などから、次のような図式が浮かび上がる。ルーズベルト大統領の急死で後を継いだトルーマン大統領は当時の国際情勢がよくつかめておらず、原爆の開発や投下に具体的な指示をだせずにいた。そこで開発グループは、投下の時期を8月、目標を広島、京都など17市に絞って投下訓練などの準備を進めた。軍部は日本の降伏以前に原爆を使わないと、議会で「予算の無駄使い」と非難されるのを恐れ、焦っていた。そして大統領に広島を一般市民の少ない「軍事都市」と思いこませる報告書を作り、攻撃承認を取り付けて、運命の8月6日を迎えた。続いて長崎も。ここに至って中止命令が出たがすべては終わっていた。軍部に追随しただけで、トルーマン大統領は実は何も決断していなかったのだ。PR