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東方神起茶屋

東方神起(二人)に対する歪んだ愛と腐女子のオタク心を片隅で叫ぶブログ 同時に平和について真剣に訴えていきます。歴史修正主義、差別主義、絶対NO! 
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http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4234.html
<歴史家ジョン・ダワーの警告>

素晴らしい内容なので、上記のブログで全文確認して頂きたいです。

以下、一部抜粋

戦後70年
歴史家 ジョン・ダワーの警告

今年は戦後70年。
日本の近代史研究の分野で、アメリカでも屈指の歴史家ジョン・ダワー氏にインタビューしました。
70年前、戦後の焼け跡から奇跡的な復興を遂げた日本は、その後の歴史の歩みを経て、今後どこへ向かおうとしているのか?
歴史認識、戦争責任、憲法、沖縄、半世紀以上に渡って日本を見つめ続けてきた歴史家からの警告です。

ジョン・ダワー氏、76歳。
マサチューセッツ工科大学名誉教授。
日本の近現代史研究の第一人者だ。
1999年に出版された「敗北を抱きしめて(Embracing Defeat)」において、敗戦に打ちひしがれた日本で民主主義が生き生きと根付いていく過程を記述し、ピュリッツアー賞を受賞した。
2年後には日本でも翻訳本が出版された。
 
この種の固い内容の本としては、異例に版を重ね、これまでに上下巻合わせて24万部が出版され、ロングセラーとなっている。

第1章 
戦後70年 戦争の美化

第二次世界大戦1939年〜1945年  死者数は6200万人超とも
ベトナム戦争 1960年〜1975年  世界規模で友戦運動が起きた

「かつて第二次世界大戦がありました。
今年は、ベトナム戦争にアメリカが本格介入してから50周年の節目を迎える年でもあるのです。
ですから、第二次世界大戦70周年と、ベトナム戦争介入50周年の二つの節目の年なのです。
アメリカ国内では、ベトナム戦争を追悼する数々のイベントを準備していることです。
実際、私は危機感を抱いているのですが、彼らは戦争を美化しようとしています。
”歴史の1ページ”として捉えるのではなく、”愛国的な記憶”として考えているのです。
政府は「戦争には意味があった」としています。
「崇高なアメリカ人が大義を抱えた戦い命を落とした」というのが彼らの解釈です。
しかし悲惨な戦争でした。
日本でも保守派は戦争を美化しようとしていますが、
それはアメリカの保守派がベトナム戦争を美化しているのと同じです。
私にはベトナム戦争の記念碑と靖国神社が重なって見えます。
戦争で亡くなったアメリカ兵の名前が刻まれている記念碑を見ると心を打たれます。
しかしながらそこには、亡くなったベトナム人、カンボジア人、ラオス人の名前は一切書かれていません。
彼らはアメリカの空爆で亡くなっているのに。
ですから私たちは戦争をもっと広い視野で見つめ直さなければなりません。
それは、真の意味での戦争です。
私が一番興味深い戦争記念碑と思っているのは沖縄にあるものです。
太田元沖縄県知事の素晴らしい発想から出来たものですが、
沖縄の戦没者慰霊碑は実に興味深いものです。
彼らは戦争の意味をとてもよく理解しています。
沖縄の慰霊碑には日本兵だけではなく、亡くなったすべての犠牲者の名前が記されています。
その中にはアメリカ兵の名前も記されています。
アメリカ人、沖縄の市民、中国人、韓国、朝鮮人など、すべての人々の名前が記されています。

第2章
戦争責任 日本とドイツ

村山総理は強烈な印象を残す談話を発表しました。
戦争だけではなく、植民地支配に関する謝罪も行いました。
数年前にさかのぼって、1990年代には慰安婦に関する河野談話(1993年8月)が発表されました。
しかし日本はそうした発言をしてきても、著名な政治家や、
特に今は安倍総理自身が、そうした発言を後退させてしまうのです。
世界はそれを見て、「日本には誠意がない」と思ってしまう。
メルケル首相は「戦争で犯した罪は決して忘れてはならない」と明言しています。
しかし日本の一部の指導者達は「そんな出来事はなかった」などと、様々な形で何度も繰り返しています。
南京虐殺で相手国の発言を認めなかったり、
慰安婦についても「まずは検討してからだ」などと発言しています。
実に残念なことです。

第3章
沖縄の声を聴け

沖縄はこれまで日本政府の犠牲になってきました。
同時にアメリカの犠牲にもなってきました。
沖縄は他の日本のどこよりも辛い思いを強いられてきました。

沖縄は歴史上3回、犠牲になってきました。
ひとつ目は沖縄戦です。
日本がサンフランシスコ講和条約に調印(1951年9月)して、1952年に終了しましたが、
その条文で、「沖縄は講和条約には含まれない」。
「沖縄に主権はない」とされていたのです。
1952年から72年までは沖縄はアメリカの植民地、あるいは新種の植民地でした。
私たちは彼らの話に真摯に耳を傾けるべきです。

第4章
「普通の国」の正体

日本の保守派が「日本を普通の国にしたい」という時、
彼らの言う「普通の国」とは
憲法を改正することで、自ら軍隊を持ち、自ら武器を保有し、戦闘に参加できる国を意味しています。
目標は、海外で軍事行動を展開する際に『アメリカとより緊密に協力できる』ようにすることなのです。
アメリカをモデルに話しているのだと思いますが、
それは安全保障国家、監視国家を意味しています。
より秘密主義で透明性が乏しい国家を意味しているのです。
私には日本の保守派のこんな姿が目に浮かびます。
「この流れに加わるんだ」と安倍総理がそれについて言及すると、
「どんな武器なら製造や輸出ができるのか」といった議論が起きています。
狂った状況ですよ。
日本の方々が憲法を変えたいのならば、それもできるでしょう。
けれども、そこに書かれている理念は、大変に素晴らしい理想です。
私は多くの日本人がその理想を共有していると思いますし、
アメリカがとっくの昔に忘れ去ってしまった尊いものです。
憲法こそが先の第二次世界大戦から得た財産です。
日本の財産であり、日本の財産になったのです。

終章
日本の若者たちへのメッセージ

私は50年以上に渡って日本を見つめてきました。
日本は素晴らしい国だと思います。
日本は本当に素晴らしい国で、誇るべきものを数多く持っています。
ただ、私たちの世代が持っていた理想は今は無くなってしまいました。
日本には行き過ぎた愛国主義者たちが存在しているので、
戦争が日本にもたらした結果や、日本人がアジアで行ってきたことに真摯に向き合えなかったのです。
そして未だに真摯に向き合えていないのです。
それは自虐的だ。
あるいは東京裁判しかりだ、などと言って。
しかしながらあれは、本当にひどい戦争でした。
二度と繰り返してはなりません。

戦後70年というこの機会に、私たちは
「あれはひどい戦争だった」という声にもう一度耳を傾けるべきです。

日本には「アメリカのミニチュア版(Little America)」になって欲しくありません。
絶対にならないで。
そうなったら最悪ですよ。

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