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東方神起茶屋

東方神起(二人)に対する歪んだ愛と腐女子のオタク心を片隅で叫ぶブログ 同時に平和について真剣に訴えていきます。歴史修正主義、差別主義、絶対NO! 
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東方神起とは関係ないオタク腐女子記事なのでご注意ください(^^;)

いきなりですがアニメ「メガロボクス」感想です;
去年の春に放送されていた「メガロボクス」(私の住んでいる地域では放送されなかった)ですが、この度鑑賞しましたところドはまりしてしまいました。
非常にクオリティの高い熱いアニメでした。
が「つまらなかった」という感想をを読みましてどうしても語らずにはいられなくなりました。
なので、かなり熱い・長い「メガロボクス」感想・考察を書かせて頂きました~(すみません;)
※重要なネタバレなし
※あくまで個人的感想・考察です。違う意見を批判・否定するものではありません



その人個人の好き・嫌いはあるでしょうが、アニメ「メガロボクス」はハイクオリティでした。
構成・脚本・キャラ設定・絵コンテ・動画・レイアウト・演技どれもかなりのハイレベル。
業界人を詳しく知っている訳ではありませんが、ベテランで固めてきたのではないか、という印象を受けました。
今の時代、CG処理とかしちゃっていいしそのほうが簡単なんだろうけど、あえてざらついた質感の手描き風どろくさい画で攻めてきているのが好きです。
全13話、無駄な個所などなく世界観を見事に描ききってくれました。特に登場人物おのおのの台詞がめちゃかっこよくて良い!
久々に熱いアニメが鑑賞できて感激でございました。
が、「つまらなかった」という感想も当然ありました;
この「メガロボクス」は「あしたのジョー」50周年記念作品ですので、どうしても「あしたのジョー」の世界観と比べてみちゃう方はそうなってしまうでしょう;
そこは仕方ない事です(個人的には制作スタッフの「あしたのジョー」リスペクト魂は感じられましたけど)
ですが、それ以外で「つまらなかった」「佳作レベル」という感想を読みまして「そうじゃね~んだよ~」と叫んでしまいました;
「つまらなかった」という方の理由は

●「メガロボクス」というタイトルなのに主人公は生身。
●ギアをつける意味は「階級差」をなくす為の設定であるはずなのに無意味になっている。
●アラガキ戦に時間かけすぎ。最終戦をもっとじっくり描くべきだった。
●生身でギア付の相手と格闘して勝つところが現実味に欠けてしらける。

こんな感じでしょうか。
そうじゃね~んだよ~!(←どうしても言いたい;)
「ギアをつけない」ところを「がっかりした」人はおそらく「ロボットアニメ」みたいなのを期待していたでは、と思います。ハリウッド映画の「トランスフォーマー」みたいなのね。
が、「メガロボクス」はボクシングを軸にした「人間ドラマ」なのです。ボクシングの戦いを描くバトルアニメではないんですね。
そしてメガロニアの戦いにおいても大切なのは「勝敗」ではない。
なにが「本物の勇気」か「本物の覚悟」か。
「メガロボクス」の第3話で強力なギアをつけた身体の大きいポチョムキン東の前に
「うずいちまうんだよ、身体の奥がジンジンとな…」
と素手で対峙するジョーのカッコよさ。
自分より大きい相手、武器を持った相手の前に素手でたちはだかるのは非常に勇気のいる事です。
が、その姿に私たちは感動を覚えるのです。
なぜなら本当の勇気だから(相手より強力な武器を持って対峙するのと比べれば明白)
ギアをつけないことにこそ意味がある。
だから最終戦で、ああいう展開になることは必然でした。
伝説の武闘家の言葉ですよ。
弟子の「最強の技とはなんですか?」
の質問に
「最強の技とは、自分を殺しに来た相手と友達になることだ」
と答えたこの言葉のアニメだと私は解釈しています。
「勝つ」為に対戦するんじゃない。
魂を触れ合わせる為、認め合う為、一人ではたどりつけないより高みにのぼりつめる為に拳を交わす。
いや~熱いわ~(TΛT)

ギアは多くの人が話しているように「首輪」のメタファーであり、「兵器」の抽象化でもあります。
「階級差」をなくす為の設定」ではない。
だって身体の大きい人は、結局大きいギアをつけてるし。
「階級差をなくす」なら「Eスポーツ(格闘)」が究極ではないでしょうか。ならば、そっちの設定にすればいいだけ。でも、その設定じゃない。なぜなら、バトルものではないから。
第2話でジョーとの戦い後、勇利が部屋で窓を触ってるシーンがあります。
このシーンって多分、その後に出てくる「立っているものに触る」ってやつですね。
勇利も「迷い」を抱えてるのを示唆するシーンかと。
わんこを外に出してやった後に現れるのがゆきこさんで、出て来た台詞は「立場をわきまえなさい」だもんな~
ギアをつけている以上、勇利も「首輪」をつけている。
「兵器」(ギア)は結局際限がありません。
相手よりもっと強力な兵器を求めてどんどんエスカレートしていく。「核兵器」「衛生からレーザーガン」などいきつくところまでいってしまう。


はっきりと描かれていませんが、この物語のもう一つの重要なテーマは「戦争と平和」だと私は思っています。
言葉にするとチープになる可能性があるし、人間ドラマの部分が薄くなってしまうのであえて「匂わせる」程度にした。
勇利がジョーの「何の為に戦う?」という質問に「人々の夢をかなえる為」と答えていますが、この「夢」というのが「戦争のない平和な社会」ではないかな~と。
この国は戦争していて、アラガキのように戦争で傷ついた人が大勢いる。そんな人のいない社会が「人々の夢」(だからアラガキ戦は2話もかけてじっくり描いたんじゃないでしょうか)
勇利はその夢をかなえる為にゆきこさんに協力している。
が、この夢を叶える為の「方法」が…
ゆきこさんが軍事産業に「ギア」を売り込む時
「このギアを使えば少数の兵士でも任務の遂行が可能になる」
と話しています。
つまり、傷つく兵士を少しでも減らして戦争に勝とうとする作戦かな~と。
でも、これって結局「こっちの犠牲は最小限で相手側の犠牲を最大にする」って意味ですよね。
現実の世界で言えば「無人攻撃機」と似たようなものでしょう。
ゆきこさんもお兄さんも真剣に考えているのだろうけど、相手側が同じ人間だって事を忘れている非情な考えな気がします。
軍人達も非道なもんで「コストも重要」とか言ってるし( ̄_ ̄;)
このシーンは映画「バットマンビギニング」の台詞
「軍は一般兵士の命を守る為に数万ドルもかかる防護服を配らない」
を彷彿とさせましたわ;
大体、本当に兵士を守りたかったら「頑丈な防護服」着せるんじゃなくて、誰も戦場に行かせないこと。
「戦争をしないこと」が最大の「護る」じゃないでしょうか。

さて、「生身でギアつけた相手に勝つなんて非現実的」
とのご意見ですが
「ぶっちゃけそれ言っちゃ物語の意味ないじゃん;」
と言いたいです;
「ギア(兵器)を持たない事に意味がある」を描いた物語だから。
何度も言いますが物語のテーマは「勝利」じゃない。
しかし、角度を変えれば「生身で勝つ」ことも十分に現実的なんです。
ちょっと話は変わりますが、一時期流行りました「白熱教室」って番組で米軍が行ったある実験が紹介されていました。
ブッシュ政権時代に最新設備・兵器を持った米軍本部と劣った設備・武器しか持たない「仮想敵国」の間で戦争シュミレーションを行いました。
私の想像ですが、この実験で「最新兵器を持った米国は簡単に勝利できる」事を証明したかったんではないかと思います(ベトナム戦争時代に「南ベトナムは18ヶ月で平定できる」と言っていた時と変わってない)
「仮想敵国」の指導者は、ベトナム戦争時代から参戦していた米軍の歴戦の勇者である将軍。
なんと、この将軍率いる「仮想敵国」に最新設備・兵器を持った米軍本部は負けそうになってしまう。
で、途中で実験を中止した(「負けた」って結果がでたらヤバイからでしょうね~)
設備や武器で劣っていても、トップが有能で作戦が間違っていなければ勝利できる。
「百頭のライオンを率いる一匹の羊より、百頭の羊を率いた一匹のライオンのほうが強い」
ってやつです。
ジョー・南部・サチオのチーム「番外地」は3人で戦い、前へ進んできた。
一人じゃないから自分達より強い設備(ギア)を持った対戦相手に勝利できた。
いや~ここも熱いね~(TΛT)

「メガロボクス」は単純なバトルものに収まらない非常に奥の深いドラマ性のあるアニメでした。脚本がめっちゃ良いですわ。
「軽いバトルアニメ」と思って敬遠している方は、ぜひ一度鑑賞して頂きたいかと思います。



※ここから「腐」がはいりますので駄目な方は目をつぶってください





でもって登場人物なんですが、これも実によかったです。
それぞれに戦う理由があって思いがあって過去があって。
主軸である
「ジョーと勇利の出会いから決勝戦まで」
を見事にノンストップで、他のキャラクター達の想いをからませながら駆け上ってくれました。
キャラのからませ方も絶妙でした。
なんといっても勇利がめちゃかっこいい!(美脚だよね)
いや~わたくし惚れてしまいましたよ。
主人公が目標にする孤高のライバルはこうでないと!
ライバルは主人公より魅力的でないといけません。
この位置にいるキャラに魅力がないと物語の魅力も半減ですもんね~重要ですよ~
メガロボクスの「絶対王者」でありながら、奢ったところも威張り散らすところもないし何より品がある。
ジョーと初めての対戦では「地下」で「商売の邪魔して悪かった」とか謝ってるし~
自分が本当の意味で「自由ではない」ってうすうす気づいている感が哀愁があってまたいいんだわさ~
腐的目線ですけどジョーと勇利の出会いってまさに「Fall in love」ではないですか!
チャンピオンが「地下」にわざわざ対戦しにくるところなど展開が熱いです~

ゆきこさんって勇利に惚れてますよね?(だからギア(首輪)つけて自分のものにしてのかも)
ジョーが参戦しているのを知っていたのに勇利に黙っていたよね。
つーかお兄ちゃんといい、白都兄弟勇利好きすぎじゃない?
ぶっちゃけ勇利の取り合い。
それがトンビにあぶらあげのごとく野良犬ジョーにかっさらわれて可哀想でした(笑)←ひどい

ラストで勇利が車椅子に座っているシーンがありますが、これは半身不随ではないと思います。
おそらく「脚全体の炎症」「筋断絶による手術を受けた後のリハビリ中」かな~と。
決勝前に勇利がめっちゃ苦しみますが、神経部分からの激痛もあるでしょうが「免疫」にも損傷うけてそうです。
話の中で「一体型ギアに使用されている免疫抑制装置」って台詞が出てきました。
人間の身体には侵入してきた異物(細菌など)を排除しようとする免疫力があります。
ギアとの融合において、この異物排除を押さえる為に免疫力をさげる必要があったのでは。
すぐに免疫力が回復することはないから、炎症を起こしても「治す機能」が低下したまんまだったんじゃないかな。
だから試合後のダメージが結構でかかったかも。
つーか決勝戦の時、勇利は「手術受けて退院したばっかりの患者」状態だったはずで;
そんな身体でよくリングにあがったよ!
すべてジョーと戦う為なんだから勇利ジョーを好きすぎ~(笑)



はい、もう目を開けていいですよ(←おい…)


つい熱くなって長文になってしまいました。失礼いたしました。
どうしても語らずにはいられませんでした;
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
まだ未鑑賞の方はぜひ一度「メガロボクス」鑑賞してみて下さい。
本当に熱い良いアニメですから!
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