あほなブログ記事を書いたりしていますが、私は今だにユノの軍服姿が怖くて見れません(目を逸らしてしまう…)
チャンミンが「義務警察」に合格したと聞いた時は「チャンミンの軍服姿は見ずにすむんだ」とほっとしました。
ユノが「軍楽隊」に配属されると聞いてちょっと気持ちが落ち着いたように思います。
そうは言っても、兵役義務があるということは「強制的に人を殺す訓練をさせらる」人が大勢いるわけです…
兵役中に自殺したり狂乱して凶行に走る人もいます。
でも、「志願制にすればいい」と簡単に結論づけていい問題でもない。
米国では志願制になったことで、裕福層は戦場にいかずにすむシステムになった為、人々の関心が薄れ、結果、戦争に走りやすくなったといいます。
ベトナム戦争時、米軍の脱走兵が急増しました。
カナダに脱走兵を支援する団体があったので、多くの脱走兵がカナダに亡命した、と聞きました。
世界の「兵役義務」について「BIG ISSUE」Vol.252から抜粋・要約してご紹介したいと思います。
多くの人に知って欲しい、考えて欲しい、という思いからです。不安をいたずらに煽るものではありません。他の考えの人を非難するものでもありません。↓
「BIG ISSUE」Vol.252 「良心的兵役拒否者たち」より抜粋国家が国民の兵役の義務を課す「徴兵制」がある国は、イスラエル、ロシア、スイス、韓国など、世界に50か国ほどある。「戦争には加担できない」「いかなる暴力にも反対する」など、個人の良心に基づいて兵役を拒否する人々を「良心的兵役拒否者」という。宗教的、政治的、哲学的な信仰や信念によるものが多い。ジャーナリストの市川さんは「兵役拒否」の類型を「個人に内面の自由に権力が介入しない、という自由主義型兵役拒否」「戦闘役務に代わる軍隊の別の役務につく、代替役務型兵役拒否」「軍隊や戦争に直接かかわらない役務につく、民間役務型兵役拒否」「軍隊での役務にはつくが、特定の戦争や作戦を拒否する、選択的兵役拒否」という4つに大きく分かれると分類。●韓国「戦争のない世界」韓国では男性に2年間の兵役が義務づけられている。徴兵を拒否すると、1年半の刑務所暮らしが待っている。軍隊内ではいじめが蔓延し、3日に1人の割合で自殺者が出ているものの、良心的兵役義務も代替服務制度も認められていない。徴兵に行かない事には「就職できない」などの「社会的な死」を意味する上、「誰もが通る通過儀礼を通っていない」と差別と偏見に晒される。調査によると、世界で兵役拒否で投獄されているのは約960人。その内の約800人が韓国人である事が判明する。実に8割以上である。そんな韓国に兵役拒否団体が出来た。それは「戦争のない世界」03年にイラク戦争が勃発。韓国軍も派兵された。これによって反戦活動家たちの間で兵役拒否運動が広がっていく。礼状がこないうちから兵役拒否宣言をする、という運動だ。「戦争のない世界」のメンバーであるイム・ジェソンさんは言った。「戦争の悪循環を断ち切る為に自分に何が出来るのか。そう考えた時、軍事技術や殺戮の為の技術を学ばないこと。そういうものを拒否することだと思いました」最近は亡命の問い合わせも増えている、との事。フランスに亡命したイェダさんは「人を殺したくない」と思い、亡命を決めた。「徴兵制のある社会は、人殺しの訓練を拒否すると、刑務所か亡命かという極端な選択をせざる得ない社会です」彼の言葉をどれほどの重みをもって受け止めるか。私たちが問われている。https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/skorea_2015.html兵役義務を拒み、投獄される韓国の若者●米国「War Resisters Support Campaign」イラク戦争への派遣を公に拒否した初めての将校、エレン・ワタダ中尉。彼は調べれば調べるほど、イラク戦争は国際法のみならず、米国憲法にも違反する戦争であると確信。そのような戦争への参加は自分の良心が許さないとして、06年1月に辞職を願いでたが、受理されなかった。5月の再辞職の願いも許されず、6月22日、彼の所属する部隊はイラクに派遣されたが、ワタダ中尉は呼び出しに応じず、「部隊移動の不履行」「上官・政府高官への侮辱」「将校・紳士にふさわしくない無礼法行為」によって起訴された。米軍では良心的兵役拒否が制度化され、兵士は戦闘部隊以外の配属を求めることが出来るが、申請には自らの信条や信仰による良心を詳しく記述しなければならず、審査に通るには容易ではない。イラク派兵から逃れる為、脱走を選択する兵士も多く、実数は不明ですが、05年にはカナダに逃れた人が200人~400人と推測されている。カナダには市民による戦争反対者支援キャンペーン「War Resisters Support Campaign(WRSC)」などが脱走兵の受け入れを支援している。カナダでは兵役拒否が「勇気ある行動」として人々から支持されている。●イスラエル「イェシュ・グヴウル」建国以来堪えず「臨戦状態」であるイスラエルでは徴兵制がしかれている。男性は18歳から21歳までの3年、女性は18歳から20歳までの2年、兵役の任務がある。イスラエルにも良心的兵役拒否グループが存在するが、その一つが「イェシュ・グヴウル」だ。「服従には限界がある」「領土にも限界がある」という2つの意味を持つ。「イェシュ・グヴウル」の誕生は30年前。1982年のノバノン戦争で兵役を拒否した168人が投獄されたのを機に、彼らを支援する活動を開始した。以降、「私たちは撃たない、泣かない、占領地域での任務に従事しない」というガンジーの市民的不服従の思想に基づいた選択的兵役拒否を行っている。レバノン戦争で兵役を拒否したイシャイ・メヌキンは言う。「レバノン戦争はもやは自衛の為の戦争ではないと気付き、もはや国を信頼して従事する事が難しくなりました。自分の判断を尊重し、兵役を拒否することにしたのです」その後、イシャイは35日間、軍刑務所に拘留された。現在は大学でも教べんをとり、人権団体でも活動を続けるイシャイ。「私はイスラエルがパレスチナの市民とともに平穏に生きていくような、より平和になる社会を望んでいます。貧しく弱い人々を応援し、共に平等を追及する為に戦う。そんな社会を夢見ているのです」※「イスラエル国」とは簡単に言えば「ユダヤ人国家」。ナチスに虐殺されたように、世界中で差別されるユダヤ人が安住の地を求めて、イスラエルを建国を決定。そこに暮らしていたパレスチナ人追い出し、建国を強行。それ以来、ずっと戦争状態だが、イスラエルのパレスチナ人に対する虐待と殺戮は世界中から非難されている(気を付けないといけないのは「ユダヤ人差別」といっしょにしないこと。イスラエル非難をユダヤ人差別に利用する人も多い)イスラエルは首都をエルサレムとしているが、国際社会は認めていない。
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