「さよなら韓流」著者：北原みのり
タイトルからアンチ韓流本？かと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
韓流を愛するが故に、自称「愛国者」の男達に叩かれまくった女性が書いた本です。かなりアダルトでエロいですが、笑えるし共感できるし、とても深くて考えさせられる内容でした。
密林（アマゾン）レビューで五つ星つけているものが、とても的確に説明して下さっていますので、どんな内容か知りたい方は読んでみて下さい。とても参考になります（私もこのレビューで購入を決めました）
本の中で訴えている内容は、私がこのブログで書いた
「BLに対する攻撃に備える その2」に近い気がしました（レベルは桁違いですが；）
サラ・ロイの言葉ともダブるところがあります。
著者の北原みのりさんの韓流のはまり方が、私とちょっと似たところが合って笑えました（＾▽＾；）（「ストンとはいってくる」とか似たような表現があってびっくりしました）
「冬のソナタ」には、はまらなかったのに「チャングムの誓い」にはまる。
そして、東方神起に落ちる…
著者も「チャングムの誓い」で韓流ドラマにはまり、友人から東方神起を薦められる…
本からちょっと抜粋
↓
「東方神起って何なんだろう？神様かな…？あの人達がいればアジアは平和なんじゃないかな？」
友人の目は完全にイッていた。
「姦って文字は女三人じゃなくて、男五人って書くべきだと思うんだよね」
ますます分かんない…どうしちゃったの？
聞き返すと彼女は
「とにかく東方神起を見るべきだ～！」
と叫ぶのだった。
（東方神起を初めて見た）その晩の感動を私は忘れない。東方神起。（抜粋終了）
そして著者は東方神起に、K-POPに落ちるのでした…
その後、自称「愛国者」のレイシスト達に叩かれるのですが、「在日」と呼ばれるようになったそうで。
…ここを読んだ時は
「ああ～私も言われたな～「お前は朝鮮人だろ！日本から出て行け！」って」
と思いました。ウヨウヨやレイシスト達の言う事って本当に同じですね。マニュアルでも出ているのでしょうか？罵倒の言葉さえ、自分で考えられないの？
これだけでも、ウヨウヨやレイシストらが、どんだけ「狭小な人間性」なのか分かる気がします。この著書の中で一番エロくて笑えたのが「男性のペ X スの大きさ」を語るところ…この先は若いお嬢さんは読まないで下さい…；
↓
著者への罵倒メールの中で
「韓国男性のペ X スの大きさは（平均）9センチしかないんだ（ちなみに日本男子は13センチ）」
というのがたくさんあったそうで…（本当にネトウヨやレイシストってレベル低いですよね；）
その話を友人とする。
韓国男性の平均身長は174センチで日本男性は170センチ。身長が大きいのにペ X スだけ小さいなんておかしい。
「（東方神起の）ユンホも9センチなのかな？」
「それは絶対にない！」↑
この台詞が…世界中に何十、何百万人もいるトンペンさんの言葉を代弁しているようにみえて笑えました（＾▽＾；）
他にも同じように韓流にはまった人や、批判的な人との対談があり、とても読みごたえがあります。
今の日本の異常な社会状況や、日本社会に根付いている病理を抉りだして警鐘しています。男性も女性も、多くの方に一度読んでみて欲しい著書です（図書館でもあるかもしれません）
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