これみたいな楽しい心理実験ではなく、マジな心理実験であり、人間は簡単に残虐になれる事を証明している心理実験です。
Wikiは信ぴょう性は薄いけど、一応、実験の詳しい内容を書いてあるのでリンクしておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%AE%9F%E9%A8%93ミルグラム実験権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したもので、別名「アイヒマン実験」とも言われています。
ナチス党で「ユダヤ人絶滅計画」の責任者だったアドルフ・アイヒマンが戦争犯罪の裁判において「私は命令されただけ。職務に忠実だっただけで無実だ」
と主張した事から。
その実験というのは
↓
ある人(被験者)が命令通りに、まったく見ず知らずの人に
「電気ショックを与えるように」
と指示されます。
その電流ショックの度合いはだんだんと上がっていき、最後には「命の危険」レベルにまで達するが、命令通りにそこまでショックを与えるボタンを押し続けるかどうか、みるものでした。
実験前の予想は
「ほとんどの人がボタンを押せないだろう」
が大半でしたが、結果は60%以上の人が「命の危険」レベルまで電気ショックを与え続けました。
被験者には武器で脅されるといった物理的なプレッシャーや、家族が人質に取られているといった精神的なプレッシャーは全くないにも関わらず。
これは、人が
「命令されている」「自分の意志ではない」という言い訳があると、罪の意識を感じにくくなる、という事を証明した実験でした。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E7%9B%A3%E7%8D%84%E5%AE%9F%E9%A8%93スタンフォード監獄実験大学において、集められた人々を「看守役」「囚人役」に分けて監獄のような仮想空間を作ると、
一日もたたないうちに「看守役」の人が「囚人役」の人を虐待し始めました。もちろん、お互いに本当の「看守」でも「囚人」でもない事を知っています。
「囚人役」の人は精神的におかしくなっていき、奇声を発する人まで現れ始め、事態の深刻さを憂慮した牧師によって、実験は中止させらえました。
この実験は強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう、という事を証明した実験でした。今の日本の政治も社会も、これらの心理実験に感じるところが多々あると思います。
アベ政権誕生から活気づいたウヨウヨや「在特会」などはこの典型でしょう。私が日本の「差別天国」状態を批判するのは、いつか必ず犠牲者をだすだろう、と思うからです。
その前に止めなければ。
ギリシャでは犠牲者が出てしまいました。
日本の「在特会」に似た排外主義(ネオナチ)団体が、政界に進出し、大きな勢力になりだすと、支持者の暴走が加速しました。
ついに、反差別主義を訴えるミュージシャンを殺害したのです。
↓
http://newclassic.jp/archives/585殺人を犯した政党なのに、支持が上がる、という恐ろしさ。
こういった差別主義者・排外主義者の暴走は経済の悪化と比例します。明日の日本の姿と思った方がいいでしょう。そうなる前に今の最悪の政治の転換をしなければなりません。
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