※税金の話ですエイベックスグループの社長である松浦勝人氏がフェイスブックで
「こんな僕でさえ富裕層といわれるならば…」
という書きだしで、日本の富裕層の所得税や相続税が高すぎる、と主張しているんだとか…
まさに…
はあ?(怒)ですが…;
金融庁に提出された書類を見てみると、昨年度の松浦氏の所得は
6億3800万円…(報酬が4億5100万円、株の配当金が1億8700万円)…これで富裕層じゃなかったら、どれだけ稼げば富裕層になるんだよ…;ビル・ゲイツレベルですか?
私なんか「庶民」レベルじゃなくて「奴隷」レベルじゃないですか…
税率の50%を「我慢の限界」とか言っているらしいですが、50%なのは報酬部分のみで、配当金に関しては「証券優遇税制」で10%なのです。
この「証券優遇税制」は3%以上の大株主には受けられないのですが、松浦氏は保有株式会社の多くを資産管理会社に差し替えている為、本来7.4%の株名義を2.94%にしているんだとか…
全体的な負担率はせいぜい35%…
欧州主要国では、大株主の配当や譲渡所得の税率は30~40%が当たり前。
10%の株主天国の日本で「我慢の限界?」…呆れた…;
会社の現場で働いている人達は、良い人だろうけど、社長がこれじゃあ…苦労が多そうだ…;
社長っていうのは社員に「お金をあげる人」ではありません。社員が働くことで自分も利益を得ているんだから。こんな経営者が世界中で増加してきている為、世界中で格差社会が広がり、失業率が増えてしまうんですよね。
公平な社会の基本は「富の再配分」なのです。これが壊れているのが社会的に問題になっています(1%の人達が世界の富の80%を所有しているという構図ね)
大企業の租税回避は今や、世界的大問題になっています(記事A)
「富の再配分」は簡単にいうと「高所得には高税率」です(あくまで簡単に言うと、ですのでご了承下さい)
私が分かりやすく理解する為に考えた例えなんですが…(間違ってたらすみません。多分、全体的には間違ってないと思います)
↓
例えば、収入1億円に対し、税率が80%とします。
収入5千万円に対しては税率が50%
と、すると
1億円-(税金8千万円)=2千万円5千万円-(税金2千5百万円)=2千5百万円5千万円の方が税金引いた後の利益が多い。
それなら、収出を増やして安い税金にした方がいい。
だから、
社員の50人に百万円のボーナスを支給する、とかする↓ボーナスをもらった社員は車を買ったり、旅行に行ったりする↓車を売っている会社や旅行会社に利益が入る他にも、
工場の清掃や検査を外注に依頼する回数を増やす、などすれば↓依頼された清掃会社や検査会社に仕事が入る↓儲かって給与を上げる。忙しくなるから人を雇う↓お金を使う。就職率が上がる他にも、
新しい部署を増やしたり、研究所を作ったりすれば↓新しい職場の為に人を雇うから就職率が上がる何より、雇用条件を悪くしたり、安い人件費を求めて海外にでたりしません。
こういう形が壊れているから、日本での市民の生活が悪化し続けているのです。
「規制緩和」なんてほとんどの市民にとって良い事はありません。
利益が上がるのは大企業だけ。消費税が導入されて、市民の税負担は増えましたが、その分、大企業は減税しまくりでした。
2009年時点でも
↓
「消費税の税収は、導入以来、累計で224兆円。 同時期に大企業などの法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)などの減税が累計で208兆円。大企業をもうけさせ助けるために、庶民からの消費税が回されたわけです。福祉や社会保障のためというのは真っ赤なウソです」
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
(こちらよりお借りしました)(記事A)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013091200927「EU租税回避で調査」
http://blogos.com/article/48530/「スターバックスUK課税逃れ疑惑」
PR